これが私達なりの恋愛 ページ13
．
『可愛い…！！！』
私がそういうと、別の場所で物を見てた焦凍が戻ってきた。....何やら怪しいものを持って。
「おお、綺麗だな。それ。」
『焦凍。その左手に持ってるの何…？』
焦凍は、ぎくっとして後ろにそれを隠した。
いや、見たから。首輪でしょ？
『首輪なんて…。犬とか買うの？…私用なの？』
焦凍は、少し焦っていたけどすぐに頷いた。
頷いて欲しくなかったなー。私的には。
「これ付けて雄英行ってほしい。その
指輪も買って雄英でお揃いにしよう。」
『それならいいよ。』
冗談半分で言うと、焦凍は顔をぱあっと明るくして
レジの方へ進んで行った。…待って。私冗談で言ったのに。←
私が急いで指輪と首輪を回収しに行こうと慣れない靴で急いだ結果、焦凍は笑顔で戻ってきた。
買うの早すぎィ！！
『ほ、本当に買ってきたの…。』
「ん、ほら首輪。」
『制服着るときね。今の服に合わないから。』
そう言うと、少し悲しげにそれもそうか、と言った。でも、焦凍のもう片方の手には
指輪がしっかりあった。
『指輪…。ごめんね、高かったよね…？』
「親父のクレジットカードから使ったから大丈夫だ。」
『えっ』
少々すごい発言があったけど、事は丸く収まった様だ。(？)焦凍は続けて言った。
「手、出せ。」
私は何のことか分からずに両手を出す。
「違う、左手。」
さらに分からずに片手をしまう。すると、焦凍は、水色の指輪を薬指にはめた。
『左手、薬…指…あっ』
ようやく分かった。結婚指輪だ。結婚指輪と
同じところにはめている。顔を上げると、
焦凍は少し恥ずかしそうに言った。
「ん、俺のも付けて。」
そういって、左手を出した。
『ふふ、結婚式みたいだね。』
それだけ言って、私は焦凍の薬指に指輪をはめた。
「そうだな。....俺がプロヒーローになったら、
もう一回渡す。それまで待っててくれるか...？」
これは、プロポーズといっても過言では無いだろう。中学三年生の私達にとっては
早過ぎるけど、これが私達なりの
青春であり、恋愛なのだ。顔を上げると
焦凍は今までで見たことないほど顔を赤くしていた。答えは決まってる。
『うん。...とっとと迎えに来なきゃ他の人の所行くから。』
「それは俺がさせねえ。すぐにでも迎えに行くからな。」
そうやって宣言する彼は、とても、かっこよかった。
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轟沙季 - 受験頑張ってください！私はずっとこのお話が更新されるまで待っています！更新楽しみにしてます！ (2019年3月23日 0時) (
レス) id: 558a8f9c64 (このIDを非表示/違反報告)
くるみ - みんな心配してたの話の中で出席を取るときの青山、芦戸が芦田になっていますよ (2019年2月2日 18時) (レス) id: 31ba52f844 (このIDを非表示/違反報告)
満月 - 遂に完結！嬉しいような、悲しいような複雑な心境です。受験頑張って下さい！次の作品待ってます。お疲れ様でした！ (2018年8月9日 20時) (レス) id: 7f700bf5c4 (このIDを非表示/違反報告)
更科 律花 - 凄く面白かったです！もうずっと轟君に悶えてました笑笑 更新楽しみに待ってます！頑張ってくださいね！！ (2018年8月3日 8時) (レス) id: 7d9744bdc3 (このIDを非表示/違反報告)
満月 - とっても面白かったです！更新頑張って下さい、応援してます！実は私もヒロアカの轟くん落ちの小説を書いていて、良かったら読んで見て下さい！ (2018年8月2日 21時) (レス) id: d83bdf162b (このIDを非表示/違反報告)
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