金髪オオカミ男子

▽少しだけ ページ4

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あの雨の日から、三日が経った







里花「 また傘持ってる... 晴れなのに？ 」


『 借りた物だから、 』


里花「 橋本はあげるって言ったんでしょ？ 」


『 でも... 申し訳ないし、ね 』


里花「 まったく、、、 」







あれから橋本くんに返そうと

毎日傘を持っては来るものの、


肝心の彼が学校に一度も来ない







里花「 ずる休みとか？ 」


『 でもこの前までちゃんと来てたもん 』







そう、橋本くんはずる休みだけはしない人


友達が一人もいなくても、変な噂が広まっても、

絶対に学校に来ていた



きっと体調が悪いんだ、、！






どうしても傘を返したかった私は、


休み時間に 担任の優斗先生に

聞いてみることにした







『 あっ、優斗先生！ 』


優斗「 おう！坂下 」


『 あの... 橋本くんって、？ 』


優斗「 あ〜あいつなぁ、風邪引いたみたいで... 」




『 風邪、、、、あっ！！！ 』


優斗「 うぇっ？！ 」







もしかしてあの時走って帰ったせいで...！



そうだとしたら、絶対私のせいだ...

いや、私のせいに間違いない







『 先生！ 橋本くんの住所教えて下さい！！ 』


優斗「 なっ、どうした急に...？ 」


『 借りてる物があって、返したいんです！ 』


優斗「 あぁ、... わかった！ ちょっと待ってろ.. 」







その後先生から住所を教えてもらい、

放課後に訪問することにした





病人だから、一応 薬とゼリーと...



薬局屋で適当に必需品を買って

早足で家へ向かった







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