孤独を望む少女は氷柱【鬼滅の刃】

第16話「目覚め」 ページ22

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NOside

龍「こいつはもうそろそろ起きるぞ」

少女「えっ？」

龍「俺はずっと此処に閉じ込められていたがお前に触れていれば出れそうだ。ちょっと協力しろ」

少女「協力するわけないじゃない…」

龍「ほら空間が壊れ始めた。起きたらしいな。5年以上待った甲斐があった…この空間ともおさらばだな」

少女「ちょっと…！」

鬼神裂Aが目覚めたことにより無意識領域は崩壊し始めた。龍裂鬼迅はやっとの思いで無意識領域を出ることに成功した。

ーーーーーー
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Aside

貴「…！はぁはぁ…」

やっと…夢から出れた…早く皆を起こさないと…

ｶﾞﾀｯ

炭「Aさん！起きたんですね！」

貴「炭治郎か…煉獄や他の隊士は…」

炭「まだ起きていません…！」

ｸﾞﾝｯ

炭「!?(何だ!?鬼に操られてるのか!?)」

貴「大丈夫か炭治郎！」

炭「大丈夫です！」


少女「邪魔しないでよ！あんたたちがきたせいで夢を見せてもらえないじゃない！」

貴「!!」

この少女は夢を見るために自ら鬼に協力しているのか？

少女「何してんのよあんたも起きたなら加勢しなさいよ！結核だか何だか知らないけどちゃんと働かないなら“あの人”に言って夢見せてもらえないようにするからね！」

結核…病気なのか…そしてあの人とは誰だ…？考えられるのは四十人がこの汽車で行方不明になっている原因の鬼か…

貴「…すまないが俺らは戦いに行かなければならない」

ﾄﾞﾝｯ

炭「…！(早い！流石柱！)」

貴「炭治郎、すまないがこの人達を座らせておいてくれ」

この場は炭治郎に任せよう。さて、鬼は先頭車両か…？

炭「Aさん！」

貴「炭治郎、禰豆子。皆を起こしてくれ、俺は鬼を探す。」

炭「はい！(Aさんは凄いな…冷静な判断が出来ている…)」

…屋根に登って探すべきか…？

白「カァー！A！鬼ハ先頭車両ノ屋根ノ上ダ！」

貴「白雪！ありがとう。今すぐ向かう」

ﾊﾞｯ

風が強い…しかし人の命には帰られない！

ﾀﾞﾀﾞｯ

貴「！」

魘「あれぇ起きたの？おはよう。まだ寝てて良かったのに」

こいつは…下弦の壱…

魘「せっかく良い夢を見せてやっていたでしょう。お前の家族みんな惨殺する夢を見せることもできたんだよ？」

貴「…そんな事させるものか…まぁお前ごときにやられる家族ではない。」

魘「どうして断言出来るのかな？」

貴「母さんも父さんも柱だ。お前ごときが勝てるわけがない」

俺の家族は皆強いお前なんかに負けるものか

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