おお振り！野球部と私とみんなで！ (ページ3)

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2話～マネジやってます！～ページ3

田島が自慢げに胸を張っていると監督が喋り出す。

モモカン「はい！誰もなんにも言わないから質問無し！練習始めるよ！」

そんな言葉で全員ハッとしたような顔になり、一瞬残念がった後、監督にバレたらヤバい！と顔に出してから練習を始める。

モモカン「ごめんね、こんな奴らで」

はー…とため息をついた後大きな声で練習を開始した

～練習終了～

練習中Aは篠岡と一緒にマネジの仕事をしていた。

人見知りはしないが、ずかずか話すわけでもないAは篠岡と上手く仕事をしていた。

田島「A～！帰ろ！腹減った！」

A「ふえ！？あ、待ってよ～」

いきなり走り出した田島を追いかける。

すると他の部員達もぞろぞろと歩き出す。

A「走っても今日家誰もいないよぉ…？」

花井「あれ？田島ん家って大家族じゃねぇの？」

丁度話を聞いていた花井がふと、疑問をもらす。

A「あ…えと…」

いきなり話しかけられ三橋のようになっているAを田島が助ける。

田島「あ～！花井！Aイジメんな！」

花井「イジメてねえ！」

花井が叫ぶとビクっとし答える。

A「あ、えと、花井…さんですよね？今日、親達は旅行行ってて、兄と姉はそれぞれいろんなとこに遊びに行っちゃってるんです…」

少し自信なさげに答えると隣で田島が続ける。

田島「だから家に誰もいねーんだ！ま、Aは料理もちょーうまいから問題ないけどな！」

三橋「A ちゃんなんでもできるね」

いつのまにか三橋と喋れるようになったAはうれしそうに「自信ないよ」と笑っている。

田島「ならみんな俺ん家で飯食う！？本当は嫌だけどAがいいならいいぞ！」

三橋「いいかな？」

阿部「俺も行ってみてえな」

次々に「行きたい」と言うとAは少し笑って「皆さんがよければ」と言った。