夏空と白球 (ページ11)

今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:1,970 hit

第1回ホントのエース⑧ ページ11

”3打席勝負しようよ。”

阿部くんがそういったあと、
花井くんを煽りに煽って勝負することになった。

今は花井くんは素振りをして、阿部くんと三橋くんはベンチでサインの確認をしている。

「大丈夫かな…。」

田「大丈夫っしょ！
てゆーかオレもやりたかったなー！」

「田島くん。」

隣には田島くんがバッドを持って立っている。
４番やってたって言ってたもんね。
バッティング好きなのかな。

田「なぁ！佐藤はどっち勝つと思う？」

「え！えっと、どっちだろ…。」

水「急にそんなん聞かれても困るだろー。」

答えに戸惑っていると後ろから水谷くんが助け舟を出してくれた。

泉「てか審判は？
誰もやらねーなら俺行ってくるわ。」

泉くんが審判に入り、いよいよ3打席勝負が始まる。

ドキドキしているのが目に見えてわかる三橋くんとは対象的に、花井くんはかなり力が入ってるように見えた。