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｢で、なに？なんで屋上に連れてきたの？｣
CY｢Aに言いたいことがあるから｣
朝と変わらない真面目な顔。
どうも私はチャニョルの真面目な顔が苦手らしい。苦手と言っても、まだ2回しか見ていないけれど。
CY｢中学の時の卒業式覚えてる？｣
｢うん、普通に｣
CY｢俺の学ランの第2ボタンが残ってたのは？｣
どうしてそれ、今私に言うの？
そんなの覚えてるに決まってるじゃん。
『好き』って感情抜きにして、私たち幼馴染みだよ。細かいところまで見てるに決まってるじゃん。
高鳴る胸を抑えて、本当のことを言った。
きっと今日、チャニョルに嘘は通じない。
｢覚えてるよ。第2ボタンだけ残ってたよね｣
CY｢……やっぱ覚えてるんだ｣
｢当たり前でしょ。それで？｣
CY｢今年もあげない予定なんだ。誰にも｣
なんて返していいか分からず、"へぇ" としか言えなかった。もっと良い返しができたんじゃないかなって少し後悔したけれど。
CY｢ねぇ、俺もう言っていいかな｣
｢なに……｣
CY｢ずーっと前からの話なんだけどさ｣
｢ちょ、ちょっと待って｣
CY｢待たない。言う｣
熱のこもった視線と声に、思わずこの場から逃げ出してしまいたい気持ちと。
これからチャニョルが言うであろうことを勝手に想像して舞い上がる気持ちが混同していて、自分でもよく分からない気持ちになっている。
CY｢俺さ、好きな人いるんだ。いつから好きかなんて思い出せないくらい昔から。そんでさ…俺の間違いじゃなければ、両想いだと思うんだ｣
｢え…？｣
CY｢ねえA、俺たちって両想いだよね？｣
｢うそ……｣
CY｢俺のこと、好きなんじゃない？｣
一生チャニョルの口から出るはずないと思ってた "両想い" の言葉に、目に涙が溜まる。
チャニョルらしい疑問形の問いかけに、私も疑問形で返す。
｢大好きなんじゃない？｣
CY｢でしょ？知ってる｣
｢ふふっ、なにそれ｣
CY｢じゃあこれは知ってる？｣
コテンと首をかしげながらそう聞くチャニョルは確実に確信犯。
かわいいなんて、比じゃないよ。
CY｢俺も大好きらしいよ｣
｢あはっ、らしいってなによ｣
CY｢A大好き！とかそういうキャラじゃないだろ俺｣
｢まぁそれもそうだね｣
決定的な言葉は言われていないけれど、甘い雰囲気が漂っている。
幼馴染みなのにこんなのって、変だよね。
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ぽん(プロフ) - ぽむさん» お返事遅くなってしまいすみません(><)上手な文章だなんてありがたすぎるお言葉ですが、ぽむさんの心が少しでも軽くなられたなら幸いです(^^♪何度も温かいコメントありがとうございました！今後も楽しんでもらえるように頑張ります(*^^) (2017年5月1日 15時) (
レス) id: 8de1e1f51e (このIDを非表示/違反報告)
ぽむ(プロフ) - こちらこそ何度もコメントすみません！新作もぜひ読ませていただきますね(o^^o) (2017年4月28日 20時) (レス) id: 5251c9ec78 (このIDを非表示/違反報告)
ぽむ(プロフ) - そうなんです。ずっと大好きなんですよね…（ ; ; ）私はぽんさんの様に上手に文章に出来なくてずっとモヤモヤしていたのですが、ぽんさんのおかげでなんだか気持ちが軽くなりました^^ (2017年4月28日 20時) (レス) id: 5251c9ec78 (このIDを非表示/違反報告)
ぽん(プロフ) - ぽむさん» 新作も書き始めたので、お暇があればぜひ読んでくださればうれしいです(*^^*)コメントありがとうございました！今後ともよろしくお願いします♪わ〜長くなっちゃってすみません！(笑) (2017年4月28日 14時) (レス) id: 8de1e1f51e (このIDを非表示/違反報告)
ぽん(プロフ) - ぽむさん» うわん(；_；)ぽむさん初めまして！私の個人的な彼に対する想いをただ綴っただけの作品にこんなに優しいお言葉をいただけて本当にうれしいです(/_;)お礼を言うのは私の方です、ありがとうございます。どうしたっていつまでも、彼のことは大好きですもんね……。 (2017年4月28日 14時) (レス) id: 8de1e1f51e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽん | 作成日時：2017年4月13日 18時
