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17話 by晃夜 ページ20

あやside


ガチャ

あや「ただいま〜!」


僕は、のんとの住処のドアを開けた。

のん「おかえり、あやちゃん!」


部屋からは、美味しそうな香りが漂う。

この匂いは、咖喱かな?昔、織田作に奢ってもらっていたっけ。


ふと思い出して、微笑する。


のん「あやちゃん、どうしたの?」


急に笑い出した僕に、疑問を抱いたのだろう。


あや「ううん。何でも無いよ。今日は、咖喱なの?」


ピンポーンと効果音付きで、答えてくれた。


くそっこんな天使が、なんでマフィア居んだよ!
居心地良すぎるだろが!ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!


…そう言えば僕は、のんの事あまりよく知らない。


のんは、時々いつもと違う辛そうな顔をするんだ。


初めての任務を受けた時もそうだ。悲しみ、苦しみ、怒りが入り混じった顔をする。



のんには、笑っていて欲しいんだ。



夜、懐かしい記憶をたどり携帯に指をすべらし、電話をかけた。


ワンコールで相手は、出た。


あや「ヤッホー、電話出るの早いな。相変わらず暇してんのかい?




,



_______中也」



中也『ンな訳あるか!毎度ウゼェな手前。何の用だ、あや。』


からかいたくなる声が耳をくすぐる。


あや「いやぁ、実はねのんが、ちょっとね?」


それを聴くと、中也は狼狽える。
焦れったいんだよ、とっととくっつけ!


中也『のんがどうした。てかなんで疑問形なんだよ。』


あや「のんは、案外壊れやすい心なんでね。何時か壊れてしまうかもしれない。」


無言で中也は、僕の話を聴いていた。


やばいな。シリアス系に走り掛けてんのに、中也ののんに対する想いバレバレで爆笑しそう←



あや「中也、のんを…頼んだよ。」


暫くの沈黙の後、中也は口を開いた。


中也『聞き入れる必要は無ェみてェだ。



,



,


ハナからそのつもりだ。』




あや「じゃあねぇ、帽子置き場。」

ブツッ、ツーツーツー。



のんから、辛い表情が消えると良いなぁ。

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吟客梟 - 続き読みたいです! (2017年4月26日 5時) (レス) id: 5e700476f7 (このIDを非表示/違反報告)
南美 - はよ更新せい! (2016年10月31日 16時) (レス) id: 110a1a14b8 (このIDを非表示/違反報告)
*もちもちにゃんこ*(プロフ) - 中也の異能力は《汚れちまつた悲しみに》ですよ〜 (2016年10月30日 21時) (レス) id: 174d99ad34 (このIDを非表示/違反報告)
明かり - イメ画のノンちゃんあやちゃん可愛いですね^-^かくの頑張ってください^−^ (2016年10月21日 23時) (レス) id: 565691c5f8 (このIDを非表示/違反報告)
お菓子 - 続きお願いします! (2016年10月1日 20時) (レス) id: 0c87bc50d4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あゆみ&晃夜 | 作者ホームページ:ありません  
作成日時:2016年9月26日 18時

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