トリップ？アハハ、、、、サイコーじゃん!!!【文スト】

16話byあゆみ ページ19

青白い光を放ちながら敦くんは虎へと変わっていった。

ーガタッ

後ろで物音がするので振り返る。
のんが近くにあったものにつまずいていた。
すると、僕に向かっていた虎、敦くんはのんに狙いを変えた。

のん「わああっ！あやちゃあん！」

助けを求めているようだが、実際のんは中也の異能を使い、軽々と敦くんの上を飛び越えた。

治「これは凄い、人の首なんてへし折れてしまいそうだ」

治は逃げ場なし。前には虎。
…このままだと治に凡て手柄が⁉

あや「のん、異能こぴったら、すぐ帰りな。国木田がくるよ。僕達の家に帰るんだよ。僕も行くから。」
僕はそう言い、治の前に立ちはだかった。


あや「さて、用事が出来た。早く帰らねばな」
治「え⁉ちょ、私の手柄…」
そんな治の言葉は無視し、治の異能力【人間失格】を使った。
人の姿に戻った敦くんは治に倒れた。
治「男と抱き合う趣味はない」
そういうと敦くんは地面とキスをした。

独歩「おい、太宰っ！」

治「ああ、遅かったね。虎はもうあやが捕まえたよ」

国木田は驚いたのか走り出し、「その小僧…」と言った。

独歩「じゃあそいつが」

あや「虎の能力者だね。変身している間の記憶がなかったんだね」

独歩「全くー。次から事前に説明しろ。肝が冷えたぞ」
そう僕と治に言い放った。
独歩「おかげで非番の奴らまで借り出す始末だ。皆に酒でも奢れ」



なンだ 怪我人はなしかい？つまんないねェ
与謝野晶子 能力名『君死給勿』

はっはっは 中々できるようになったじゃないか 太宰 まあ僕には及ばないけどね！
江戸川乱歩 能力名『超推理』

でも そのヒト どうするんです？自覚はなかったわけでしょ？
宮沢賢治 能力名『雨ニモマケズ』

どうする太宰？一応 区の災害指定猛獣だぞ
国木田独歩 能力名『独歩吟客』

うふふ 実はもう決めてある
太宰治 能力名『人間失格』

早く帰りたい しかし 久々に楽しめそうだ
双葉あや 能力名『反射鏡、7色の光』



治「探偵社の社員にする」
治がそう言うと、倉庫に絶叫が響いた。

さて、僕は愛しののんに会いに行こうかな

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