私立バカレア高校 (ページ11)

今日:5 hit、昨日:0 hit、合計:3,518 hit

# ページ11

.A side

教室＿＿＿

いつもとは変わった雰囲気にどこか違和感を覚えた

誠「ここ、どこ」

祥平「なんだあれ」

教卓の上に置いてある花の匂いを嗅ぐ

祥平「くっせえこれ、便所の匂いすんぞ」

麻耶「なんでピンクになってんだよ」

ピンクになったカーテンを見つけて麻耶が呟いた

聡「ん？せいく…せいしく…？」

哲也「清く正しく美しくな」

聡「知ってたし」

達也「おい、机も！！」

聡「あれ、俺の机は？！うぉ、」

床に塗られていたまだ乾いていないワックスに足を滑らせた聡

麻耶「聡大丈夫か！？」

聡「なんでこんなテカテカしてんだよ」

慌てたように机の中を探す祥平さん

祥平「俺のエロ本がねえじゃねえか！」

達也「祥平さんそんなもん隠してたんすか？」

哲也「つーか昭和ですね」

祥平「なんだと？」

哲也の一言にキレが入る祥平さん

そこに焦ったように誠とユウキが教室に入ってきた

ユウキ「おい、大変だよ」

達也「なんでそんなにびしょ濡れなんだよ」

誠「便所だよ便所、さみぃ！」

達也「便所？」

聡「何があったんだよ」

ユウキ「今便所入ったらさ………」

どうやらウォシュレットの水がかかったらしい

和式トイレが常識だったこの学校にはウォシュレットには馴染みがなかった

達也「ロボットかよ…」

聡「トランス…フォーマー…？」

祥平「便所の神様の呪いじゃねえの」

「それウォシュレットってやつでしょ、」

達也「なんだそれ」

聡「俺便所行けねえ！」

他の生徒たちも騒ぎ出した時

文恵「気に入って頂けたかしら」

その声とともに白い制服の女子生徒達が次々と教室に入ってきた

．