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〃 ymmt ページ13
山本と桜を見に行った帰り道、
ブワアッ
大きく風が吹いた。まだ枝に付いた桜、落ちる瞬間だった桜、地面に落ちた桜、多くの桜が舞った
「うわぁ凄い!」
私は思わず声をあげた。その瞬間、山本はほんのちょっとだけ駆け出した
桜の花びらが風に舞い踊るの追いかけて小さくジャンプしてピンクを掴もうとする姿が、何だか愛しくて眺めてたら、投げたボール持ち帰る犬みたいにこちらに息を切らし駆けてきて
『はい 春あげる』
ってニコニコしながら閉じた手をゆっくり開いた
「…ナイスキャッチ」フフッ
『んふふ〜』ニコニコ
『また、夏になったらいち早くお知らせするね』ニコニコ
「夏だけ?」
『んーん、』
『秋も、冬もぜーんぶ!』
そう言って、彼は笑いながら私の手を取った
→春を捕まえてくれます。夏も秋も冬もって言うのは、彼なりにこれからもずっと一緒にいてくれるってことみたいですよ
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作者名:reo | 作成日時:2020年3月2日 20時