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彼「…わかった。本当にやばくなったら絶対言うんだよ。皆、Aのフォローお願いね」
研「はい!」
彼「じゃあいくよ。
―――せーの!」
研「いつも感謝!冷静丁寧正確に!みんなニコニコ!幸せになりますよーに!」
凪(皆ニコニコ…)
友(そうだよね…)
A(その為に会いに行くんだ…)
彼「行くぞー!」
研「AKB0048!!」
―――
時刻は夜。街のとある開けた場所で花火が打ち上げられていた。毎年恒例の納涼花火大会が行われていて、大勢の藍花星の住民が歓声を上げ楽しんでいる。花火で彩られた夜空からステージ艦フライングゲットが降下してきた。
南「来る…!」
地上では元5代目みぃちゃん―――カメラマンの南野がカメラを夜空に向かって構える。
友人「先生、来ますよ!(A。彼方。美森。頑張って!)」
友人も師匠と共にわくわくしながらフライングゲットを見上げた。
フライングゲットがどんどん降下していき、姿がはっきりと見えるようになると住民にざわめきが広がり、歓声を上がってゆく。花火大会と言うのは名目で、ここにいる住民らは00のライブを見に集まった観客なのだ。
彼「皆さん!こんばんはー!」
観客「こんばんはー!!」
フライングゲットのステージから彼方がマイクを使って住民―――ライブの観客に叫んだ。
彼「初めまして!」
研「AKB0048、研究生でーす!!」
会場に設置されている”第50回 納涼花火大会”と文字が浮かぶ電光看板が”AKB0048 研究生公演”に変わった。ついに研究生公演の幕が上がり、ステージに一列に並ぶ研究生は大歓声で迎えられる。Aの両隣には宇美と恵が立ち、万が一Aが倒れてもすぐ支えられるようそばにいた。
晶「ねえ、すごい歓声!」
李「うん。みんな私達のステージを楽しみにしててくれたんだね」
晶と李英が興奮状態で小声で話す。
観客「Aちゃーん!」
観客「智恵理ちゃーん!」
Aと智恵理を叫ぶ声が響いた。
A(私のこと誰か呼んだ…?知ってくれてる人がいるんだ…)
恵「良かったね、A」
A「うん…」
熱で意識がはっきりしないが、喜びで心が温かくなる。
一方、彼方と智恵理が緊張と大勢の観客の迫力に圧倒されていた。智恵理は思わず一歩後退ってしまう。けれど、二人はふと視界にセリーに乗って近づいてくるメンバーが入りそちらを見た。
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作者名:空 | 作者ホームページ:http://id38.fm-p.jp/213/7772010/
作成日時:2017年12月11日 22時