【0048】希望の星になれ・７～76期研究生～ (ページ42)

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恵「こんな形で陽子…ううん、佐江と歌えるなんて思わなかったよ」

佐「私もだよ。同期の皆でライブをするなんて襲名して以来だからすごく嬉しいよ」

姫「私達も嬉しい」

瑞「皆さん、よく見ていてください！絶対先輩達に負けないくらい輝いて76期生の力を見せてみせますっ！！」

ファン達「おぉ～」

瑞穂の強気な発言にファンは盛り上がる。Aはクスリ、と笑うと皆に声をかけた。

A「それじゃあ始めよう。皆で輝こう。私は皆と一緒ならもっと輝ける」

宇「私達もだよ」

晶「Aと一緒なら」

李「もっと輝ける」

葉「一番、ね！」

視線を交わし、皆それぞれのポジションにつく。Aは佐江と共にセンターポジションに立った。
そしてイントロが流れ、踊り出す。曲は『希望について』。Aがリクエストした曲だった。
A達のキララが初めから輝き、それはどんどん強くなっていく。ライトが必要ないほどにホール内を明るく照らした。

サビに入るとキララの輝きが増し、光の粒子のシャワーがファンに降り注ぐ。

優「すごい輝き！」

ゆ「私達と歌っていた時より輝いてませんか？」

と「恵達のキララもすごく輝いてるわ」

牛「それはやっぱり喜びも悲しみも分け合い一番支え合ってきた同期だからでしょうね。お互いを高め合ってるのよ。
…76期生がここまで輝けるようになるとはね。正直驚いたわ」

ツ「ああなったのも皆と…それになによりAのおかげでしょう。
あの大人しかった子がこんなにも成長するなんてね。あの子ならきっと先代のようなあっちゃんになれるはず」

牛「あら、もしかしたら先代を超えるかもしれないわよ？」

ツ「ならもっと輝かなきゃね。まだまだあんなものじゃないわよ、先代の輝きは。
(もっともっと輝いて。あなたなら13代目あっちゃんと同じ高みまでいけるかもしれない)」

A達が最後のポーズを決めると大歓声が響き、ファンのボルテージは最高潮で劇場は熱気に包まれている。A達76期生は喜びで笑いあい、全員手を握って一礼するのだった。