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13代目あっちゃんはファンからAに視線を映し、微笑みながらAの肩にそっと触れると姿が消えた。

ファン「今Aちゃんの隣に13代目あっちゃんが見えたぞ…」

ファン「俺も…」

友人(何であっちゃんが?)

南「まさか…」

あっちゃんが見えたのはツバサ達だけではない。この場にいるファンやメンバー、すべての人々の目にはっきりと見えていた。
DES兵にすら歌を届け、キララを強烈に輝かせてその聖なる光ですべてを照らす。今のAの姿は女神と謳われた幻の女性と同じだった。

ファン「……あっちゃーん!」

観客の一人が叫ぶ。すると周囲の人々も次々と声を上げ出した。

ファン「あっちゃーん!」

友人「あっちゃーん!」

友人も声を上げる。

ファン達「あーっちゃん!!あーっちゃん!!」

ツ「どういう事!?」

ファンがあっちゃんコールを始め、ツバサは驚いているとキララ達が鏡のようなものを作り、テレビ画面のように映像が映る。劇場地下の聖域にいる襲名キララが合体しAを映し、それがオリジナルあっちゃんへと変わった。

先『アッチャン……14ダイメアッチャン……』

ツ「Aがあっちゃん!?」

ファンは無意識にわかったのだ。
13代目あっちゃんはオリジナルあっちゃんの魂と志、そして自分を含め歴代あっちゃん達の夢をAに託したのだと。Aという次世代にバトンが渡されたのだ。
DES軍にも歌を届け優しい心で癒すAこそあっちゃんに相応しい。
新しいあっちゃんだと認めたのである。

南「新しいあっちゃんが誕生するなんて…!そうか、やけに顔が赤いと思ってたけど襲名熱を出していたのね」

Aの熱は”襲名熱”と呼ばれるもので、襲名する為の試練である。熱を出している間、襲名する人物の魂を感じ、魂と志を引き継ぐのだ。そして先聖センセイに認められれば正式に襲名することができるのである。
Aはその試練を乗り越え、しかも先聖センセイが認める前にファンにあっちゃんとして認められたのである。

優「ツバサさん、Aは…!」

優子はインカムでツバサに通信を繋げ、聞いた。ツバサはメンバー全員に通信を繋げる。

ツ『皆、Aはたった今襲名したわ。14代目あっちゃんを!』

研「えぇっ!?」

優「やっぱりAの熱は襲名熱だったんですね」

優子や襲名メンバーはAの熱が襲名熱ではないかと思っていたので「やっぱり」と心の中で呟いた。

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設定タグ:AKB0048 , 夢小説 , アニメ   
作品ジャンル:アニメ
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作者名: | 作者ホームページ:http://id38.fm-p.jp/213/7772010/  
作成日時:2017年12月11日 22時

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