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9話 ツンドラスター〜支え・後編〜 続き ページ1

智「皆、ライブに来てくれるはずだったの?」

マント少女「うん!あのね、ママにいっぱいお願いしたの!お小遣いいっぱい貯めて!」

眼鏡少女「私も!いっぱいお手伝いした」

智「わぁ、偉いね」

智恵理が子供達に向かって優しく微笑むのを見ながら晶が隣に立つAに小声で話しかける。

晶「…ほんと智恵理ってファンの前だと人が変わるよね」

A「うん…」

晶の今の言葉は嫌味ではなく、純粋に思ったゆえの言葉だった。良く言えばファンの前ではきちんとアイドルとして振る舞いプロ意識が高いと言える。悪く言えば裏表が激しいといったところだ。

凪(まるであの頃の私達みたい…
そうだ…私達の夢だってあの灰色の空の下で生まれた……)

目を輝かせる子供達を見た凪沙はかつて故郷の藍花星で00のゲリラライブを見て、智恵理と友歌と織音と一緒に00になりたいという夢が生まれた時の事を思い出す。

姫「―――そうだ、これ食べる?キラキラフレッシュになれるよ」

姫子はショルダーバッグから包装したカップケーキを取り出した。

イヤーカフ少女「わあ、おいしそう」

A「あ、レモンのカップケーキ。持ってきてたんだ」

姫「おやつに持ってこうと思って寮で作っておいたの。
あのね、これ襲名メンバーの人達も大好きで、これ食べてるからレモンみたいにキラキラフレッシュなんだよ」

眼鏡少女「えっ。そうなの!?」

葉「さらっと嘘つかないの」

姫「嘘じゃないもん。こじはるさんが「おいしいし心がキラキラになるね〜」って言ってくれたし」

A「キラキラかどうかはともかく姫子のお菓子はおいしいからよかったら食べてね。
……あ、そうだ。これもあるんだけどいる?」

Aも00とお菓子会社でタイアップしたチョコレートを持ってきているのを思いだしポケットから4個取り出した。

マント少女「襲名メンバーのカード付きのお菓子だぁ!貰っていいの!?」

A「うん。私まだ持ってるからあげるよ」

帽子少女「ありがとう!ここじゃ売ってないから嬉しい!」

イヤーカフ少女「あっ、私のともちんのカードだぁ」

笑顔でカードを受け取る子供達を見ていた凪沙は、急に『会いたかった』のイントロを口ずさみながら少し離れた場所に移動する。

〃→


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設定タグ:AKB0048 , 夢小説   
作品ジャンル:アニメ
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作者名: | 作者ホームページ:http://id38.fm-p.jp/213/7772010/  
作成日時:2017年8月31日 21時

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