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さ「たかみな!!」

佐「たかみなぁ!!」

さやかと佐江の悲痛な叫びがLAS内で響く。
この様子を食堂のモニターで見ていたA達メンバーは顔面蒼白で絶句していた。Aは絶句したままモニターを見つめている。確かにこの目でたかみな機が爆破したのを見たが、それを信じたくなかった。

織「う…うそ……」

織音がかすれた震え声で呟く。目に涙が浮かび全身が震えていた。

ま「…大丈夫。よく見て」

まゆゆの冷静な言葉にモニターを見ると、爆発した所から脱出ポッドが飛び出してきた。LASのコクピットは元々セリーや小型機に変形できるのだが、いざという時の脱出ポッドにもなるようにできているのである。脱出ポッドを茶色の敵機が奪おうと両腕を伸ばすが横から射撃を受けすぐに離れた。

彼「たかみなさーん!!」

た「…彼方……?」

たかみなを守ったのはLASに乗った彼方であった。気絶していたたかみなは通信から響く彼方の声で目を覚ますが頭から血が流れ意識が朦朧としている。佐江とさやかのたかみなを呼ぶ声も響くが返事ができない状態だった。彼方は猛スピードで脱出ポッドを拾い上げるとカチューシャに戻ってゆく。

彼「たかみな機、ポッド回収完了。収容をお願いします」

オペレーター「了解。回収にシャトルを向かわせます」

彼方はカチューシャに通信を繋げポッドの回収を頼むと、ポッドを手放し茶色の敵機に一直線に向かっていった。

ツ「待ちなさい彼方!敵には有人機が!!」

彼「ふざけんなよ!また奪っていくつもりか!私の大切なものを!!お前らぁぁ!!!」

茶色の機体が有人機なのだ。だがツバサの声は激昂する彼方に聞こえず敵機に射撃を始める。



 一方、たかみなは意識が朦朧した状態で彼方と敵機が交戦するを見ていた。飛び散った血が空中を漂っている。

た(キララが…彼方を照らしてる……彼方こそがたかみなだって照らしてる……)

たかみなの目に彼方の周囲で発する戦闘行為による光がキララの光に見えていた。どんどん意識が薄れ、瞼が閉じてゆく。

彼”たかみなさん!”

た(違う…それは…私の名前じゃない……)

彼方が何度も自分を呼ぶ幻の声が聞こえる中、たかみなは完全に意識を失った。

〃→←〃


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設定タグ:AKB0048 , 夢小説   
作品ジャンル:アニメ
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作者名: | 作者ホームページ:http://id38.fm-p.jp/213/7772010/  
作成日時:2017年7月15日 8時

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