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A「ライブに控えてたくさん食べて体力つけとこうと思って」
まずはナポリタンを食べ始める。寮でパパコックが作ってくれる料理はおいしいが、調理スタッフが作るこの料理も美味しかった。皆でおいしい料理を食べながら話に花を咲かせていると、ふとAは恵が少し元気がないのに気づいた。食べるスピードが遅く、目が元気なさそうに伏せられている。
A「めぐどうしたの?もしかして具合悪い?」
恵「えっ。ううん、何でもないよ」
恵は笑みを浮かべて否定するとスープを口にした。今のが作り笑顔だと気づいたAはどうしたのかと思っていると、出入り口からツバサが厳しい顔つきで入ってくる。
ツ「皆、ちょっといい?現地に先に入っているWOTAのメンバーとの連絡がとれたわ」
友「WOTA?」
凪「確か握手会の時に助けてくれた人達だよね…」
ツ「彼らの報告によればDES軍は近隣惑星からの援軍を要請しているらしいわ。D.G.T.O.はこのライブをきっかけに00メンバーの完全捕獲を目論んでいると考えられる」
優「そんな…!」
ツ「それに対応するには戦闘メンバーもLASも足りない。あなた達の安全のためにもライブは中止…」
た「やりましょう!」
たかみなが勢いよく席を立ち上がった。
ツ「たかみな…でもあなた達の身に危険が…」
た「多少の危険なんて関係ありません!私達は待っていてくれる人達のために命をかけて歌って踊る。それがAKB0048じゃないですか!」
たかみなが熱弁を振るうと襲名メンバーはその通りだという顔をし、研究生は尊敬の眼差しを向ける。
A(かっこいい…。やっぱりたかみなさんは強くてかっこよくて素敵なキャプテンだ。この人なら信用してついていける)
彼「私、やります!どこまでだってたかみなさんについてきます!」
ツ「あなたまで…」
た「彼方…」
彼方は勢いよく立ち上がり、瞳をたかみなへの憧れで輝かせた。たかみなは目をそっと伏せ複雑そうな表情をする。
た(たかみなにふさわしいのは彼方…うちが卒業すれば襲名できる……でも……)
―――ビーッ!! ビーッ!!
突如、カチューシャ内に警報音が鳴り響いた。
ツ「DESの襲撃!?」
と「早い…!」
優「お出迎えって訳ね」
ツ「総員、戦闘配置!」
皆「了解!」
凪「私達は…」
彼「突撃服に着替えてスタンバイ!行くよ!」
研「はい!」
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作者名:空 | 作者ホームページ:http://id38.fm-p.jp/213/7772010/
作成日時:2017年7月15日 8時