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〃―過去編終了― ページ25

葉「でも…許してくれなかったら?Aすごい怒ってたよ…許してくれると思えないよ…」

陽「そしたらまた謝ろう。許してくれるまで何回でも「ごめんなさい」って言って、心からごめんって思ってる事伝えよう」

陽子は爽やかに微笑む。

陽「私、皆とAがこのままなんて嫌だよ。私は皆と努力し合って、本物の仲間になっていつか襲名したいんだ」



―――
 自主練習後、シャワーを浴びたAは部屋に向かった。内心緊張しながら部屋に入ると宇美と姫子と葉月はすでに寝ていてほっとする。

A(こんな風にケンカしたのって去年以来だよね…)

去年、Aが自分のトランクを同期に開けられアニメ&漫画ヲタなのがバレてキレた時以来である。

 キレた後、部屋に戻る気などなく空き部屋で寝泊まりをした。同期に謝られても、佐江や彼方、ツバサやたかみなに何を言われても部屋に戻らず同期を一切無視していた。勝手に自分の鞄を開けられた怒りと、ヲタなのがバレた恥ずかしさから同期と一緒にいたくなかったのである。
だが恵達はAに無視されようと何度も心から謝り頭を下げてきて、それが二週間続きAはついに折れて謝罪を受け入れた。
 恵達がなぜ鞄を勝手に見たか理由を正直に話すとAも正直に語る。過去にアニメと漫画ヲタだと知った友人らに「気持ち悪い」「根暗」だと悪口を言われ避けられたことがあり、それ以降他人に知られぬよう隠していたのだと。恵達は良い子達で友達になれて嬉しく思っていたがどこかで完全に信用しておらず、ヲタなのがバレればまた悪口を言われ嫌われるだろうと思い言えないでいた。
そう言ったAに同期らはこう言ったのである。



恵『正直驚いたよ』

姫『私がたまにアニメの話してもAは聞くだけで話に加わらないし興味ないんだと思ってた』

佐『Aが何を好きだろうとAが言った通りAの自由なんだから、悪く言う気なんてないよ』

葉『そうだよ。私達がそれでAを嫌うなんてあるわけないじゃない!』

瑞『だいたいAは大人しいけど根暗じゃないでしょ』

晶『そうだよ。ね、Aが好きなアニメと漫画の話聞かせてよ。私達Aのこと知りたいんだ』

宇『でもあんまりマニアな話は勘弁してね?私達ついてけないし』

A『………うん。皆、ありがとう。
―――で、トランク勝手に開けた件だけど』

李『…まだ怒ってる…?』

〃→←〃


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設定タグ:AKB0048 , 夢小説   
作品ジャンル:アニメ
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作者名: | 作者ホームページ:http://id38.fm-p.jp/213/7772010/  
作成日時:2017年7月15日 8時

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