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鈴子とまゆゆはゆきりん、智恵理、楚方と偶然露店風呂で鉢合わせしたそうだ。風呂から上がり、着替えている最中に突然DES軍の機体が風呂場に現れ、ミサイルを撃ち込まれ襲撃を受けたのだという。
DES兵は瓦礫の山に埋もれて気絶しているゆきりん、智恵理、楚方を見つけだす。まゆゆと気絶した鈴子も探していたが、誰かが―――A達である―――来るのを察知して諦めて三人を連れ去ったのだ。
ツ「…今、WOTAから情報が入りました。ゆきりん達は
ツバサは霞ヶ星の情報が表示されたモニターを指示棒で指す。
た「高等裁判所がある星ですね」
ツ「ええ。D.G.T.Oは戦時特別法を利用してこの短期間で裁判をしようとしている。00を裁く事で00を旗印とした反政府運動を弾圧しようとしている。有罪という結果でしかない、仕組まれた裁判!!」
冷静に話していたツバサだったが、怒りを抑えきれず手に力が入り握っている指示棒を折ってしまう。Aも他のメンバーは息を呑み、あまりの怒りぶりに怯えてしまう者もいた。
ツバサは折れた指示棒を握りしめたまま怒りで体を震わせていたが、驚くメンバーが視界に入り冷静にならなければと何回か呼吸し落ち着きを取り戻す。
ツ「…取り乱してごめんなさい。話に戻るわね。
ゆきりん達を助け出す為の作戦は今練っているわ。決定次第知らせるからそれまで全メンバー待機しているように」
―――
ミーティング終了後、Aは研究生の元に向かい、共に研究生専用の部屋に向かっていた。研究生らは皆暗い顔をしていて、特に同期が連れ去られた77期生は重い空気を漂わせている。
真「…最初鈴子が怪我してるの見てビビったけど、軽い怪我ですんでよかったよ。まゆゆさんも全然平気みたいだし」
宇「不幸中の幸いだね」
鈴「ご心配おかけしました。もう大丈夫です」
A(下手したら怪我どころじゃすまなかったもんね。DESって私達のキララの力を利用したいから生かして捕まえる為に殺したりしないって習ったけど、今回は容赦ないな。
防衛ラインには侵入者を攻撃する無人機があるって聞いてるけど、それ超えてまでここに来てライブじゃない時に連れ去るなんていつもと違うやり方だ。お風呂入って油断してる隙を狙ったのかな…最低…)
織「……智恵理達大丈夫かな…DESにひどいことされてなきゃいいけど…」
凪「……」
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作者名:空 | 作者ホームページ:http://id38.fm-p.jp/213/7772010/
作成日時:2021年5月29日 12時