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友達「ちょっと！！なんてこと言ってんのよ！！」
友達「最後までライブ見といてなにそれ！！Aに見惚れてたくせに！！」
男子「お前らしっかりライブ楽しんでたじゃねーか！！」
男子「！！人が多すぎてその場から動けなかっただけだ！！」
あまりの言い草に怒鳴る友人に、男子や元友達はあからさまに反応する。Aはそれを冷静に見つめていた。
A「ライブ見たんだ。よかった」
皆「！？」
友達「何言ってんの？こいつらAのことバカにしたんだよ！？」
A「私が嫌いでもライブは見たんでしょ？楽しんだんでしょ？
00は歌って言う芸能を広めることが活動の一つだから、歌を楽しんでもらえたらそれでいい。無理して私を好きになってほしいなんて思ってないよ。
私のことは嫌いでも00が嫌だとか歌が嫌とは言ってないし安心した」
冷静に言って微笑むAに皆は驚いていた。
そして、Aの成長ぶりをしみじみと感じる。昔の大人しく自分の意見をなかなか言えなかった頃から変身したのだと。このような場で冷静に対処できるほど大人になったのだと。芸能を、歌を第一に考えるプロのアイドルになったのだと。
元友人らは冷静に反論した上、微笑むAの変わりように絶句していた。
しんと静まり返る中、突如、ドーンと爆発音が響いてくる。建物全体が揺れ、いくつもの悲鳴があがり、何名かがその場に尻餅をついた。
Aから笑みが消えキリリとした目つきに代わる。
A「大丈夫？誰もケガしてない？」
母「大丈夫みたい…」
女子「何今の！？なんか爆発したよね！？」
男子「まさか火事！？」
Aが落ち着いて、と言っていると、Aのキララが現れた。Aの周りを素早く飛び回りドアに向かう。くるりとAの方を向き、見つめてくる。ついてきて、というように。
―――メンバーに何かあったのだ。
Aはピンときた。
A「多分火事じゃないと思う。もしかしてDESかもしれないから皆は部屋に戻って大人しくしてた方がいい。お母さんとお父さんも状況わかるまで絶対部屋から出ないで。
母「DES！？まさか、ここは芸能防衛権があるのに…」
父「それも絶対じゃないだろう。心配だけどここはAの言う通り部屋に戻ろう。自分達がいても迷惑になるだけだ。皆さんもAの言う通りここにいてもらえますか」
担任「わかりました。皆、しばらくこの部屋に待機するぞ」
ラッキーアイテム
ピーマン
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作者名：空 | 作者ホームページ：http://id38.fm-p.jp/213/7772010/
作成日時：2021年5月29日 12時
