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ギィーーーー
まだ始まっていないため、
「広い…」
大『絶対俺から離れるなよ』
「はい」
大『お前はニコニコして挨拶しとけ』
「はい」
「社長、御手洗いに行ってきてもよろしいですか?」
大『ああ』
大『直ぐ戻ってこいよ』
「はい」
スカートだからとにかく苦戦して少し時間がかかってしまった。
いつもは気にしないメイクも少し直したりして出た。
『Aちゃん?』
「知念さん!」
侑『ドレス可愛いね』
「ありがとうございます」
「知念さんこそスーツカッコいいです」
侑『Aちゃんに言われると嬉しいな』
「ネクタイ少し曲がってますよ」
侑『じゃあAちゃん直してよ』
「へ…?」
侑『やってよ』
「…っ、わかりました」
そう言われ、知念さんのネクタイに手を伸ばしかけた時
パシッ
後ろから腕が伸び、知念さんのネクタイを直すことを制御しようとばかりに掴まれた腕。
後ろから伸びた腕の正体を知りたく後ろを向くと
「…っ」
『知念、それぐらい自分でできるだろ』
「山田さん…」
侑『涼介には関係ないでしょ』
『山田お前、離れろ』
「社長…」
社長が言うと山田さんは私の腕を離した。
大『行くぞ』
「はい」
大『お前がトイレ行く前、俺なんて言った?』
「直ぐに戻れ…と言われました」
大『だよな』
「すみません」
大『もう直ぐ始まるから』
そう社長に言われ入ると物凄い人で溢れていた。
私どれくらい話してた?と思い腕時計を見ると30分程経ってた。
トイレが遠いのもあったから物凄い時間がかかっていた。
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作者名:ナコ | 作成日時:2021年1月7日 11時