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運転手『あの』
「あ、社長は今寝てて…」
運転手『いや貴方です』
「私ですか？」
運転手『はい』
「どうされましたか？」
運転手『お名前は何というのですか？』
「AAです」
「先に名乗るべきでした。すみません」
運転手『気を遣わないでください』
「ありがとうございます」
運転手『僕は中島裕翔です』
「かっこいいお名前ですね」
裕『ありがとうございます』
裕『僕、堅苦しいの苦手なのでタメ口にしませんか？』
「中島さんが宜しければ是非！」
裕『じゃあまず"中島さん"を辞めよっか』
"裕翔くん" "Aちゃん"
そうお互い呼ぶようになり、
山田さんや知念さんと同い年だそうです。
とても多趣味らしくカメラやドラム、ジーンズなどが好きらしい
社長に就く方なので堅苦しい方なのかと思えばそうではなく、とても明るくて少年のような人。
裕『Aちゃんはどうして社長の秘書に？』
「話せば長くなるんですけど…」
「それで今に至る訳です」
裕『社長に言い返すなんてドラマの世界だよ笑』
「あの時はもう頭真っ白になったよ」
裕『ハハハハハハハハ』
裕『普通はクビにするのにね』
「そうだよね…」
裕『何でAちゃんが秘書なんだろうね？』
「今日から何ですけどね」
裕『でも、凄いことだよ』
「そうなのかな？」
裕『何か特別な大学出てるとか？』
「いや田舎の普通の私立大学です」
裕『じゃあ大出世だね』
「うん」
裕『社長が秘書つけるなんてね…』
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作者名：ナコ | 作成日時：2021年1月7日 11時
