甘い君を抱き締めて 桃沢 ページ9
お久しぶりです！輪島です！
閲覧ありがとうございます
テスト終わりました！
今日からまた宜しくお願い致します
金の国 桃沢さんのお話になります！
お楽しみください〜
ーーーー
Aside
――彼の優しい声が好きだった
なのに、今はその声が嫌
｢もう、Aと一緒にいれない｣
彼の優しい瞳が
優しい皺が
全部、全部好きだった
｢え…急に、なに？｣
声が上手く出ずに、精一杯の力で小さな声を出す
こっちを向いてよ、目を逸らさないでよ
整った彼の口が開く
聞きたくないからキスして塞いでしまいたい
『なに、バカなこと言ってんの』
って、いつもみたいに笑って言ってほしいだけ
｢…別れよう｣
静寂が2人を包む
どちらかが壊すべきなのに
どちらもそうしようとしなかった
夏の終わりが私を嘲笑って、
生温い私の涙を侮辱した
嫌だよ、私まだ健輔と一緒にいたいよ
そばにいさせてよ、
あと1回だけでいいから、抱き締めて
言いたいことはたくさんあるけど、
なにも言葉にならない
想いが溢れて、口が開かない
｢け…｣
口をパクパクさせて、必死に伝えようとする
―私は、貴方のことが誰よりも好きなのに。って
｢…A？｣
いつもなら、わたしが涙を流したら、
その細い指で拭ってくれるのに
『大丈夫、俺はずっと味方だから』
そうやって優しく微笑みかけてくれて
この人と一緒なら、私は生きていける
そう深く思っていた
健輔が今日、うちに来るって言ってたから、
いつもより気合い入れてたのに
まさか別れ話になるなんて、思うわけないじゃん
視界が歪む
君の顔なんてみれない
｢ばいばい、｣
立ち去ろうとしていたのなんか気付きたくなかった
あと少しだけで、いい
｢けん、すけっ｣
ドアに向かう健輔の袖を掴む
｢A、｣
｢私…健輔が嫌いな私を全部治すから…！だっ、だから…行かないでよ…｣
本当に散々な彼女でごめんなさい、
今もそう。こんなに泣きすがって
健輔が困ることなんか分かっているのに
でも…健輔の隣にいたいなんて、我儘が過ぎるよね
｢…ごめん、ごめんね。困っちゃうよね？…健輔が別れたいって…言ってるんだから、なのに、私…｣
溢れ出す涙を拭いながらそう言う
健輔は、寂しそうに微笑んだ
｢…俺って、最悪だな｣
｢えっ｣
不意にそんな事を言い出したから、驚いて顔を上げた
｢大切な人をこんなに傷付けるなんて｣
続く
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輪島(プロフ) - ミサキさん» ありがとうございます！！テスト終わったら爆速で書きますねᐠ( ᐢࡇᐢ )ᐟ (2022年6月24日 20時) (
レス) id: 4d40765142 (このIDを非表示/違反報告)
ミサキ(プロフ) - 自分も学生なので気持ちわかります……お互い頑張りましょ！ (2022年6月24日 0時) (レス) @page8 id: 1fece32f94 (このIDを非表示/違反報告)
ミサキ(プロフ) - お願いしますっ！⸜( ॑꒳ ॑ )⸝ (2022年6月24日 0時) (レス) id: 1fece32f94 (このIDを非表示/違反報告)
輪島(プロフ) - ユーリさん» ユーリさんありがとうございます〜、実はちょうどこのお話の続き書こうかなって思ってました笑本当に励みになります！絶対にいい作品にしますね！本当にありがとうございます！！ (2022年6月21日 23時) (レス) id: 4d40765142 (このIDを非表示/違反報告)
輪島(プロフ) - ミサキさん» ミサキさん、ありがとうございます！！返信遅くなってしまい本当に申し訳ありません、お知らせにも記載しましたよう遅くなってしまいますが書かせていただきます！ありがとうございます！ (2022年6月21日 23時) (レス) id: 4d40765142 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：輪島 | 作成日時：2022年5月22日 14時
