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いつもなら、楽しくて楽しくてしゃあなくて
結局はお悩み相談という名の、ただの2人きりの飲み会になるから
なのに、なんで
気付いたらもうふたりとも帰る時だった
――｢付き合ったの、聞いてる？でさ、これからどうやって漫才しようかなって…。なんか意識とかしちゃうかもしれん、うう、どうしよう…｣
彼女のウーロンハイは、減ってるようで減っていない
｢うーん、変えなくてええんちゃう｣
なんも考えてない
誰でも答えられるような言葉
同じお笑い芸人として、なんかもっと
｢あれやん、それを売りにする…のはやめようか、｣
とか
｢いやいや、気にせんくてええやろ。2人の漫才スタイルを貫き通せば！俺、2人の漫才好きや｣
とか
仲のいい友達として、お笑い芸人として
そうやって答えてよかったのではないか――
なんで、俺答えられなかったんやろ
なんで？
わからんもんは、わからん
そう割り切って仕舞おうか
なんて、考えて
気付けば、Aの｢今日はありがと！なんか、めちゃくちゃ照れたわ。じゃあ、気をつけて帰ってな｣の声が耳に入ってきた
｢は？一人で帰るつもりなん？｣
｢え、そやけど｣
｢なんで？危ないで？｣
｢んー、せやねんけど…｣
いつもなら、Aの家まで送ってから、帰る
｢…そういうの浮気って言われるかもしれんし…｣
｢…｣
ガッカリしたのがはっきりと伝わった
こんな軽い女と仲良くしてたんや、って
しゃあないんかもしれんけど、酷くないか？
Aがコンビ組む前から仲良かったんに
｢あっそ、この飲み会も最後やんな？今度からは彼氏さんと来な。じゃ、｣
家に向かって歩き出した
｢えっ…｣
気付いたら月明かりは消えていて
もし、これでAになんかあったら、俺のせいになんのかな
ま、ええわ
｢ま、まって！皓平っ｣
後ろからAが追いかけてくる
｢ねえ、待ってや！｣
｢なに？｣
息を荒らげているA
｢ね、ねえ、なんで怒ってんの？ごめん、なんか私悪いことしたかな、｣
｢あー…ごめんなさっきからちょっと頭痛くて。はよ帰って寝たいねん、怒ってないで｣
本当に怒っているつもりは無い
なんでそんな怯えた目をしているのかも分からない
｢嘘つかんといて！分かるんやで、私。ごめんな、きっと皓平が嫌がること言ったんよな…ごめん、ごめん…｣
そんなに下を向かれても
俺に何ができるん？
せめて、このぐちゃぐちゃな気持ちを吐き出すぐらいしか、できんよ
続く
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輪島(プロフ) - ミサキさん» ありがとうございます！！テスト終わったら爆速で書きますねᐠ( ᐢࡇᐢ )ᐟ (2022年6月24日 20時) (
レス) id: 4d40765142 (このIDを非表示/違反報告)
ミサキ(プロフ) - 自分も学生なので気持ちわかります……お互い頑張りましょ！ (2022年6月24日 0時) (レス) @page8 id: 1fece32f94 (このIDを非表示/違反報告)
ミサキ(プロフ) - お願いしますっ！⸜( ॑꒳ ॑ )⸝ (2022年6月24日 0時) (レス) id: 1fece32f94 (このIDを非表示/違反報告)
輪島(プロフ) - ユーリさん» ユーリさんありがとうございます〜、実はちょうどこのお話の続き書こうかなって思ってました笑本当に励みになります！絶対にいい作品にしますね！本当にありがとうございます！！ (2022年6月21日 23時) (レス) id: 4d40765142 (このIDを非表示/違反報告)
輪島(プロフ) - ミサキさん» ミサキさん、ありがとうございます！！返信遅くなってしまい本当に申し訳ありません、お知らせにも記載しましたよう遅くなってしまいますが書かせていただきます！ありがとうございます！ (2022年6月21日 23時) (レス) id: 4d40765142 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：輪島 | 作成日時：2022年5月22日 14時
