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ちょっと気まずいエレベータータイムを過ごして
私の部屋の前に到着すると
解除番号を開けようとする手元を
あからさまに見ないように顔を背けて待っているマークさん
扉を開いて私が中に入ると
なんとなく目で伺ってくるから
『玄関、狭いですけど、、』
そういうとそろ〜っと私の後をついてくる
この数分間でマークさんが天然っぽい事にはなんとなく気づいていたけど、
さすがにそのまま靴を脱いで
部屋に上がってくるようなことはしなくて
『すぐパーカーとってきますね！』
不可抗力で閉まるドアに
腰を押されてよろけたマークさんを
ちょっと可愛いななんて思いながら
見ないふりをして
急いでパーカーをとりにいく
まさかこのパーカーを返せる日が来るとは思わなかった！
この偶然にワクワクしながら
あの日から大切に保管しておいたパーカーを紙袋に入れて、
返せた時の為にって買っておいたお菓子も一緒にその袋に入れる
最近ちょうど玄関マットも買ったばっかりで
急な来客だったけど
可愛いのにしておいてよかった〜
なんて呑気に考えながら
狭い玄関で気をつけの姿勢のまま待っているマークさんの元へと急ぐ
今起きてる事実が
なんか信じられなくてうれしくて
新しく買った玄関マットは
生地が薄いから滑りやすいなんて事は
私の頭からは抜け落ちていた
案の定急いでたのも重なって
マットは滑ってすてーんっと思いっきり転ぶ
マークさんはまさか普段住み慣れてる家主が玄関マットに足を滑らせて転ぶなんて
思ってもみなかったのか
とっさに手を差し出してくれたけど間に合わず
「だ、大丈夫？」
そう言って座り込んで私を見ると
マークさんはブハっと吹き出して笑って
それを隠すみたいに肘を口元に当てて隠す
『、、大丈夫です、』
私は恥ずかしくて
パーカーの入った紙袋で顔を隠しながらそう言うと
そんなつもりじゃなかったのに
マークさんは自分に差し出されたと思ったのか
その紙袋を取り上げて
さっきは笑ったくせに
今度は本当に心配してるみたいな顔で
覗き込んできて
「ほんとにだいじょうぶですか？」
そう聞いてくるから
私は慌てて首を縦にふる
私は転んだままの体勢から体を起こすと
思わずマークさんとの距離がぐんと近くなって
クリクリの大きい目にとらわれたみたいに動けなくなってお互いに見つめ合う
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あお(プロフ) - Zさんさん» 1番ドキドキ！！！嬉しいです🥲🥲🥲すごく励みになります〜ありがとうございます❤️🔥 (4月3日 23時) (
レス) id: 4480718500 (このIDを非表示/違反報告)
Zさん(プロフ) - 今まで読んできたマク落ちで1番ドキドキします😭😭😭最高です❤️🔥 (4月1日 14時) (レス) @page50 id: a5a496f43f (このIDを非表示/違反報告)
あお(プロフ) - なのこ5546さん» 読んでくれるだけで嬉しいのにコメントまで🥹言葉で伝えてくれてありがとうございます！きゅん！ (3月3日 21時) (レス) id: 4480718500 (このIDを非表示/違反報告)
なのこ5546(プロフ) - 最新話まで読みました！今までに無いお話なのでとてもわくわくしながら読みました♡更新は大変だと思いますが頑張ってください！楽しみにしています💫 (3月3日 20時) (レス) @page13 id: 2327b9d39c (このIDを非表示/違反報告)
あお(プロフ) - ドリーさん» おろろ！！ごめんなさい！ありがとうございました🥲 (2月29日 16時) (レス) id: 4480718500 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あお | 作成日時：2024年2月29日 16時
