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私の問いには答えずに
抱きしめる力をさらに強めるから
『ねぇ大丈夫なの？？？』
離れようとしないマークに聞いても
「うん、ここなら大丈夫」
簡単にそう答えて離してくれない
「家じゃない所で会うの、初めてだね俺たち
A、服いつもと違うし、
ちょっと背高い」
呑気なマークとは反対に
私は落ち着かなくて
ちょっと力を強めてマークから離れる
『マーク、家じゃないんだから
気をつけないと、、』
「わかってる」
名残惜しそうに私の手を握って
離したくなさそうに手をこねこねしてくる
家でしか会えないのを
しょうがない事だけど少しもどかしく思ってるのは
マークも一緒なのかもしれない
家以外で会うマークの事は私にも新鮮に見えて
俯いて繋がれてる手を見たまんまのマークの
少し伸びた前髪を
繋がれてない方の手で優しく払って
横髪を耳にかけると
上目遣いで私をみる
「打ち合わせ、緊張した？」
『したよ』
ちょっと傷つく事も言われた
とは言えなかった
ってよりは言いたくなかった
マークの顔を見たら
弱音を吐きそうになったけど
今は堪えなきゃいけない気がした
「テヨンイヒョン、かっこよかったでしょ」
『うん』
「いい人だったでしょ」
『うん、すごくいい人』
「ごめんね、こんな事して」
『ちがうよ謝らないで
ほんとは嬉しいんだよ？
でもなんか、落ち着かない』
「うん、ごめん」
『マーク？』
「顔つきが全然違う」
『そうかな？仕事モードなのかも
やだ？』
「ううん、すごい綺麗」
そう言ってさっき私がしたみたいに
結んでる髪の後毛をマークが耳にかけてくれる
「俺ってほんとに
家の中のAしかしらないね笑」
『急にどうしたの笑』
「ううん
なんでもない」
マークは不安そうな顔で無理矢理笑いながら
やっと手が離される
『マーク』
私が名前を呼ぶと
ん？と眉毛を上げて
さっき離れたばかりの手を
マークに向かって差し出すと
不思議そうに、でもギュッと握ってくれる
『テヨンさんとのお仕事
すごく楽しくなりそうなの』
ミナさんに言われたことは
ただの嫌味じゃなくて
この仕事に本気だからなのは私もわかってる
不安もあるけど楽しみなのは嘘じゃない
「うん、よかった」
『私たち、今バレたら大変な事になるよね』
「うん」
『私がこの会社に出入りしてる間はさ
会わないようにしよ』
元からそういう考えがあったわけじゃないけど
わたしも関わる人間として
そのくらいの覚悟は必要だと思った
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あお(プロフ) - Zさんさん» 1番ドキドキ！！！嬉しいです🥲🥲🥲すごく励みになります〜ありがとうございます❤️🔥 (4月3日 23時) (
レス) id: 4480718500 (このIDを非表示/違反報告)
Zさん(プロフ) - 今まで読んできたマク落ちで1番ドキドキします😭😭😭最高です❤️🔥 (4月1日 14時) (レス) @page50 id: a5a496f43f (このIDを非表示/違反報告)
あお(プロフ) - なのこ5546さん» 読んでくれるだけで嬉しいのにコメントまで🥹言葉で伝えてくれてありがとうございます！きゅん！ (3月3日 21時) (レス) id: 4480718500 (このIDを非表示/違反報告)
なのこ5546(プロフ) - 最新話まで読みました！今までに無いお話なのでとてもわくわくしながら読みました♡更新は大変だと思いますが頑張ってください！楽しみにしています💫 (3月3日 20時) (レス) @page13 id: 2327b9d39c (このIDを非表示/違反報告)
あお(プロフ) - ドリーさん» おろろ！！ごめんなさい！ありがとうございました🥲 (2月29日 16時) (レス) id: 4480718500 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あお | 作成日時：2024年2月29日 16時
