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何がきっかけだったかと言えば
私が転んだのがきっかけだったんだろうけど
なぜかお互い瞬きだけをしながら
無言で見つめ合う時間が流れて
なんとなくマークさんの瞬きの速度が
重くゆっくりになっていくのを感じた
それを合図にマークさんが近づいてくるせいで
距離感はますますちかくなっていって
マークさんの目しか見えなくなって
今度は睫毛の生え際が見えて
綺麗だななんて思っていると
瞳がフッと下に動いて
私の唇の位置を探してるのがわかった
まるでアツアツのスープをすくった後の
スプーンに触れるみたいにゆっくりと
私の唇にふわっとした感覚がきて
マークさんにつられて落ちていた視線を
その瞬間に上に戻すと
マークさんもつられて視線を戻すから
バチっと目が合う
唇が触れていたのは
多分ゆっくり数えて3秒くらい
離れる時も何かが壊れるの？ってくらい
慎重に、ゆっくりで
しばらく無言で見つめ合う
思わぬ展開に理解が追いついてないし
受け入れた私も意味が分かんないけど
この空気をどうにかしたくて私が口を開く
『あ、もしかしてマークさん
挨拶、キス派 ですか？』
自分でも何を言ってるんだとは思う
けどマークさんがただの下心でキスをしてくるような人には思えなくて
思わずそうきく
くる途中話してた時も
たまに英語が混ざってたし
ありえない話ではない
なのに
「いや、、挨拶ではしません」
マークさんは気まずそうに
渡した紙袋の紐をいじりながら
唯一私がこの状況を納得できる理由を否定してくる
訳がわからず何も言えずにいると
目線を下に向けたままのマークさんが
「恋を」
そう呟く
『、、こい？』
「恋を、してみたいかも
Aさんと」
『恋を、、わたしと、？』
この不思議な展開の意味不明さに
私はマークさんと言う事を繰り返すことしかできないオウムになる
「俺、変なこと言ってます？」
『変な事言ってます
まず、
恋ってそういうものでしたっけ？』
さっきまで異様に甘い雰囲気だったマークさんは
いつのまにか元のマークさんに戻ってて
「いや俺もわかんない笑」
そう笑うマークさんに
変な事を言ってる事を怒ってもいいはずなのに
つられて私も笑ってしまった
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あお(プロフ) - Zさんさん» 1番ドキドキ！！！嬉しいです🥲🥲🥲すごく励みになります〜ありがとうございます❤️🔥 (4月3日 23時) (
レス) id: 4480718500 (このIDを非表示/違反報告)
Zさん(プロフ) - 今まで読んできたマク落ちで1番ドキドキします😭😭😭最高です❤️🔥 (4月1日 14時) (レス) @page50 id: a5a496f43f (このIDを非表示/違反報告)
あお(プロフ) - なのこ5546さん» 読んでくれるだけで嬉しいのにコメントまで🥹言葉で伝えてくれてありがとうございます！きゅん！ (3月3日 21時) (レス) id: 4480718500 (このIDを非表示/違反報告)
なのこ5546(プロフ) - 最新話まで読みました！今までに無いお話なのでとてもわくわくしながら読みました♡更新は大変だと思いますが頑張ってください！楽しみにしています💫 (3月3日 20時) (レス) @page13 id: 2327b9d39c (このIDを非表示/違反報告)
あお(プロフ) - ドリーさん» おろろ！！ごめんなさい！ありがとうございました🥲 (2月29日 16時) (レス) id: 4480718500 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あお | 作成日時：2024年2月29日 16時
