検索窓
今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:8,695 hit

6話 ページ8

突然降って湧いた、幸せ。或いは幸運。

だけど………

今の俺が、幸せになって良いのだろうか?

今まで散々、この手を汚してきたのに。ケンチンや三ツ谷達にすら、俺は、俺…は。

「…大丈夫か、マイキー?やっぱり、このまま休んだ方が良くないか?」

不意にAの声がして、頭を軽く撫でられた。突然、よく分からない感情が溢れ出る。身体中が火照ってきた。

「えっ…あ…大丈夫…」

何故か胸がドキドキする。どう例えればいいのか分からない。

「…とりあえず、お前の身体に合いそうな着替えは出しといたから。脱いだやつは洗濯機に入れていいよ」

シャワーを浴びれば、少しは落ち着くだろうか。「うん」と頷いて、俺はAがいつも使っているのであろう、浴室に向かった。


「………やっぱり、女の子になってんじゃん、俺」

衣類を全部脱いで、改めて自分の身体を確認する。元の身体よりも更に細くなったし、胸も重たくてしょっちゅう揺れる。

「…Aには、見られたくないな」

一人ごちると、浴室の扉を開いた。

7話→←5話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (17 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
29人がお気に入り
設定タグ:東京リベンジャーズ , 佐野万次郎   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:米グルイ | 作成日時:2022年8月22日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。