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6話 ページ8
突然降って湧いた、幸せ。或いは幸運。
だけど………
今の俺が、幸せになって良いのだろうか?
今まで散々、この手を汚してきたのに。ケンチンや三ツ谷達にすら、俺は、俺…は。
「…大丈夫か、マイキー?やっぱり、このまま休んだ方が良くないか?」
不意にAの声がして、頭を軽く撫でられた。突然、よく分からない感情が溢れ出る。身体中が火照ってきた。
「えっ…あ…大丈夫…」
何故か胸がドキドキする。どう例えればいいのか分からない。
「…とりあえず、お前の身体に合いそうな着替えは出しといたから。脱いだやつは洗濯機に入れていいよ」
シャワーを浴びれば、少しは落ち着くだろうか。「うん」と頷いて、俺はAがいつも使っているのであろう、浴室に向かった。
「………やっぱり、女の子になってんじゃん、俺」
衣類を全部脱いで、改めて自分の身体を確認する。元の身体よりも更に細くなったし、胸も重たくてしょっちゅう揺れる。
「…Aには、見られたくないな」
一人ごちると、浴室の扉を開いた。
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作者名:米グルイ | 作成日時:2022年8月22日 22時