鼻から麺 ページ14
『…………』
数十分前に帰宅致しました
意味の無い外出をした悔しさでなんか泣きそうだったので
手を洗ってすぐカップラーメンに手をつけた
そして今は無言で泣きながらラーメンを啜っています
あんなガキが来なければ今頃私はほくほくの赤飯を……。
半分涙でひたひたになった麺はおいしいのかもわからない
テレビとかいちいちつけるのも面倒なのでスマホを弄りながら足を椅子の上に乗せた
The行儀悪いスタイルで不貞腐れていると
葛葉さんからの祝福の返信がいきなり通知される
それと同時に電話がかかってきた
『ぐふっ』
あまりの急展開に噎せて鼻から麺が出てきたがそんなことはどうでもいい
早く出なければ
____________『もしもし……』
「あ、A〜合格おめでとさん〜」
『え、、あ、ありがとうございます！』
葛葉さんのどことなく緩い空気に癒され
鼻から麺が垂れつつお礼を言う
「それでさー合格ってことは近々本社くるっしょ？」
『はい、5月〜くらいに行きますね』
「え！まじで！その日俺も収録あんだけど！」
『うわなんとなく心強いっすわ』
「あ、そうそう。話戻すとその日叶連れてご飯行かね？普通に俺がその時収録日じゃなくても結局誘うつもりだったんだけどさー」
『……いや、いいですけど。お2人と私のみというのはちっと気まづくないですか？』
「じゃ、今から仲良くなってその日までに気まづくなくならそう」
『そんな陽キャみたいなこと言うタイプでしたっけ？』
「叶と俺と3人のグループ作るわ、暇だし通話しようぜ」
『え、ちょ…………』
プツンと切れた通話と通話時間3:50と表示された画面を前に固まる
そして招待されたLI○Eグループ
なぜか。なぜか！！叶さんと葛葉さんは既に通話している。
え、怖い。なんで。
ここで知らんぷりするのもあれかと思って通話参加ボタンを押すと映し出される自分の顔。
もう一度言うぞ。
自分の顔。
グループ通話だから気づかなかったが、ビデオをつけて電話していたようだ。
私の今の顔面状況はと言うと泣き腫らしたぱんぱんの瞼に鼻から麺が垂れている
それを見て葛葉さんと叶さんが吹き出したのは言うまでもない
その後は普通に会話してなかよくなりましたとさ
終わり
ログインすれば
この作者の新作が読める(完全無料)
←満面
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 557人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「2j3j」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
にゃーちゃん - とても面白いです、更新頑張ってください、楽しみにしてます！ (2022年9月22日 3時) (
レス) @page14 id: 25d0243371 (このIDを非表示/違反報告)
くりくり(プロフ) - れいん@復活さん» 更新頻度が少なくて申し訳ないです…応援ありがとうございます！頑張っていきます！ (2022年8月20日 13時) (レス) id: 24ac6333fc (このIDを非表示/違反報告)
くりくり(プロフ) - いうさん» 返信遅れてすみません…！コメントありがとうございます！！頑張っていきますので引き続き楽しんでいって下さい！！ (2022年8月20日 13時) (レス) id: 24ac6333fc (このIDを非表示/違反報告)
れいん@復活(プロフ) - お話とても好きです！！更新頑張ってください！応援してます！ (2022年8月17日 18時) (レス) @page7 id: f3ef94bb07 (このIDを非表示/違反報告)
いう - さっきのは気にしないでください！めっちゃストーリー好きです(*¨*)♡体調に気をつけて更新頑張ってください💪✨応援してます❤️🔥 (2022年8月16日 21時) (レス) id: 0cbedb2a99 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：くりくり | 作成日時：2022年8月9日 1時
