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見慣れたお店の、建て付け悪目の引き戸を引く。
とたんに、味噌のこってりとした食欲そそる匂いが、ぶわっと流れ込んできた。
『こんばんはー』
「いらっしゃい！一人？」
『ひとりです！カウンターで！』
「はいよお」
なぜカウンターかって？
1秒でも早くラーメンを食べたいからだよ！
「今日も味噌ラーメン味玉付きでいいの？」
『もちろん！』
もはや常連と化しているわたし。
そうそう、サービスのお漬物が美味しいのも、ここのお気に入りポイントなのだ。
・
お冷を口に含んだと同時に、ドアベルが鳴るのを聞いた。
引き戸が開き、冷気が入り込んでくる。
「いらっしゃーい」
まるでスローモーションみたいだった。
そのときのことをよく覚えている。
「すいません。入れますか」
今朝エレベーターで出会った彼がそこにいた。
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あお - めっちゃ好きです！ (1月25日 19時) (
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作者名：おむらいす | 作成日時：2024年1月20日 4時
