空に焦がれたあの日の俺へ。

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「誰が呼び始めたかは知らねーけど、有名だったぜ？”光仙の不屈の騎士様”って」

「まぁ、どうでもいいですけどね。部員はこれで全員ですか？」

「2年生が3人、すぐ来ると思う。あと…部停止中が2人」


なるほど、突っ込まないほうが良いやつですね。


「部室、案内するべ」

「お願いします」


強かったころの名残で、大きい部屋を使わせてもらっているらしい。

カバンから出したシューズの靴ひもを結び、サポーターをつける。

ジャージは中学の時のでいいか。学校指定はダサいし。


「お願いしまーす」

「丁度いいところに。今日から入部の1年紹介するよ」


急に自己紹介やれって？何言えばいいんだよ…


「…光仙学園出身、望月Aです。WSやってました…よろしくお願いします」


何だよ、この空気…苗字でバレたか？

そんな心配は杞憂だったらしく、普通に練習が始まった。


1年生だから練習にはほぼ混じらせてもらえないだろうなと思ってたけど

全くそんなことはなく、積極的に参加させてもらえた。

人数が少ないからか？1年生の能力を見ようとしているのか？


「望月、打ちにくいとかあったら言ってな？修正するから」

「…じゃあ、あとボール1.5個分高く上げれますか？」

「ん？分かった」

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