第10話 小心者の緊張 ページ21
武田先生…今回は土下座してないらしい。
今回
「ただ…条件があってね…」
『条件?』
「”影山君をセッターとしてフルで出すこと”、”望月君をリベロとして出すこと”」
「な!」
影山をフルで出すってことは、菅原さんは出れないってことか……
「っていうか、何で望月はリベロ指定なんだ?スパイカーだろ?」
「やっぱり日向は知らなかったか……」
菅原さんが呟いて、澤村さんが口を開いた。
「望月はU18代表に選ばれてるんだよ。リベロとして賞もとっている実力者なんだ」
「あんだー…18…………?」
「ホント日向は”小さな巨人”以外興味ないなぁ。
簡単に言えば、18歳以下の日本代表チームだよ」
「日本代表!?」
「…今それはいいだろ。先生、本題に戻りましょうよ」
先生からの説明を受け、今日は解散となった。
「前も聞いたけどさ、何で望月はここに居るわけ?」
「うーん、しいて言うならちょっとした反抗だろうな。
大体察しはついてるだろうけど、俺の親父はバレーボール日本代表監督でさ」
「知ってた」
「まあ聞けよ。で、兄貴も姉貴も日本代表でバレーが出来ねぇとうちでは
無能扱いされんだよ。親の決めた人生生きるぐらいなら勝手にしてやるってな(笑)
しょうもない理由だろ?」
「別に、そんなこと思ってない」
「お前案外良い奴だな」
「月島ー、望月ー!大地さんが肉まん奢ってくれるってよー」
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ミックスジュース - ろんなさん» 教えていただきありがとうございます!ちゃんと外しておきました (1月11日 18時) (レス) id: a3d2a4144a (このIDを非表示/違反報告)
ろんな(プロフ) - オリフラ立ってますよ… (1月10日 6時) (レス) id: 1a788f23e1 (このIDを非表示/違反報告)
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