空に焦がれたあの日の俺へ。

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＿＿翌土曜日、3対3当日。

日向はマネージャーと体育館に浮かれていた。


「よーし、じゃあ始めるぞ！月島たちの方には望月が入るからー」

「ええっ望月が！？」

「力量だけなら田中さんの方が上だし。…でも、あんた等に何の思い入れも
無いから手は抜かないけどな」


「あーオホンッ。小さいの(・・・・)と田中さん、どっちを先に潰(・)…
抑えましょうかあ。あっそうそう、王様が負けるとこも見たいですよねえ」

「ちょっ…ツッキー聞こえてるんじゃ…？ヤバイよっ」

「聞こえるように言ってんだろうが。冷静さを欠いてくれると有難いなあ」

「…お前、まあまあクズ野郎だな」


そしてわざわざ、影山に聞こえるように振り返ってこう言った。


「＿とくに家来(・・)達に見放されて一人ぼっちになっちゃった王様が”見物”ですよね」


…俺、知らねーぞ？

すると「ねえ、ねえっ」と場違いな明るい声が聞こえた。


「今の聞いたあ？？あ〜〜んな事言っちゃって、月島クンってばもうホント、
擂り潰す！！！」


うわ、挑発に思いっきり乗ってんじゃん…。

喧嘩、即購入じゃん。



3対3、試合開始！！

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