Secret Princess【名前変換】 Part.2 (ページ4)

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裕翔「忙しい時にすみません。

あの……今日、変な手紙や荷物などは届きませんでしたか?」

・

近くの通りの監視カメラの映像確認を3人に頼みながら

俺はある場所に電話をかけて何とかして手がかりを探す。

・

((すみませんが、この仕事柄………宛ての変な手紙とかは

しょっちゅうですからねぇ。何かあったんですか?))

・

裕翔「いえ、大丈夫です。失礼させていただきます。

おい、映像の方はどうだ?」

・

大貴「何か手がかりでもあれば……」

侑李「特定するモノが無いと全部が怪しくて……」

・

涼介のパソコン画面を凝視する。

通り過ぎる車、通行人全てをチェックしていると

スマホがポケットで震えだす。

・

そして、取り出せばまさかの“藤咲A”という表示で

涼介と目があった。

・

裕翔「もしもし、今どこに……」

・

声が聞こえない。

でも、がさごそっとこもる音がしたら

人の声が聞こえてきた。

・

((あら、もう起きてたんだ))

((いやぁー、まさかこんなにもうまくいくとはね))

・

二人の男の声が聞こえる。

電波が悪いところにいるのか会話が途切れ途切れで

しかも、さっきから音がこもりっぱなしだ。

・

涼介「Aちゃんは無事なの?」

裕翔「声は……聞き取れない。けど、人質目的だと考えれば

まだ始末はしてないはずだ。」

・

大貴「そうだ、GPS!スマホのGPS使えば……」

侑李「無駄だよ。Aちゃん、確かその機能OFFにしてた。

場所がわかるなんて怖いって言って……」

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((下手な真似したら、これが貫くからね。))

・

貫くってことはまだ貫いてない。

Aは傷つけられていないってことだ。

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