第3話 ページ4
「クロロかー。いい名前」
ニコッと微笑みながら言うA
「あ、その...」
二人は俺の顔を見ながら、俺のいう言葉を待っている
こんなこと、言うのは簡単なのに、あまり人に言ったことが無いためかなかなか素直に出てこない
「あ、ありが...とう...」
二人はフリーズしてしまうが、ハジェスは微笑みながら俺の頭をグシャグシャっと掻き回す
「気にするな」
ぶっきらぼうだが、優しさを感じる言い方だった
Aを見ると俯いていて表情が伺えなかった
「A？....！！？」
するといきなり、Aにそっと抱きしめられた
「Aっ！「クロロ、いい子だね！！」！？」
"いい子"なんて生まれてこの方、言われたことが無かったため驚いてしまう
「...俺が？」
「うん、心の底から感謝している。こんな素直でいい子初めてだよ」
何故かは分からないが、Aは確信しているように俺の心のうちを言う
「クロロ...言いたく無かったら良いんだけどさ、両親とかは？」
「...いない、今は仲間といる」
へえー！と言いながら、俺から離れて目を合わせるA
離れてしまうのが少し寂しいと感じてしまった
「仲間かー。何人いるの？」
「今は俺を含めてまだ6人」
「全員子供なのか？」
ハジェスの問に頷く
「皆俺と同じ位」
すると、顔を難しそうにしかめる二人
「いつもはどこに？」
「？北区にある教会だけと...」
「そこら辺に人は住んでいるか？」
「いや、あまり居ないけど。時々人が通る位かな」
何故かしつこく質問してくる二人
すると、Aは俺の両肩をしっかりと掴んで、真剣な顔で俺と向き合う
「このごろ、人身売買が頻繁に起こっている。外部の人間ではなく内部の人間だ。しかも、子供を狙っている...くれぐれも気をつけるんだぞ」
余りにもAが真剣に話すので、俺は気迫に押されて頷くことしか出来ない
「目は覚めたけど、今日は休んでいけ。明日俺たちは仕事がある、朝早くには出ていくからお前も目が覚めたら仲間たちの元に戻るんだな」
そう言うとはジェスは出ていってしまう
「さあ、横になって」
Aに言われるとおり横になると優しく布団を掛けられる
「おやすみ、クロロ。下にいるから困った事があったら呼んでね。トイレはこの部屋を出て真っ直ぐ行ったところだから。」
そう言うと、Aも食器を持って、部屋の電気を消し出ていってしまった
俺はゆっくりと目を瞑った
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taiouo2000(プロフ) - やばい!! 好きです!!この作品(ﾉ*>∀<)ﾉ 更新待ってます!! お暇なときに更新してくださると嬉しいです<(_ _*)> (2018年9月21日 15時) (
レス) id: 3ace49f0fa (このIDを非表示/違反報告)
アオイ(プロフ) - クラピカさん、コメントありがとうございます！私の願望も少し入ってて（笑）これからもよろしくお願いします(´^∀^｀) (2018年1月3日 13時) (レス) id: 07a1761182 (このIDを非表示/違反報告)
クラピカ - やばすぎー!どれだけ幻影旅団がショt 子供になる事を望んだことか... みんなが最初は警戒してるけど、どんどん警戒が溶けてデレてくれるのが可愛いですよね(真顔) (2018年1月3日 5時) (レス) id: 423cdf7227 (このIDを非表示/違反報告)
アオイ(プロフ) - 2度目のコメントありがとうございます！メリークリスマスです（笑）これからもよろしくお願いします(^^♪ (2017年12月24日 15時) (レス) id: 07a1761182 (このIDを非表示/違反報告)
みさ - 更新待ってましたー！クリスマスイブですね！メリークリスマスです！安定のハジェスの格好良さ！マジで惚れます。二人の関係が気になる！でもクロロが嫉妬？みたいなのしてくれたら可愛いデスね！更新頑張ってくださいね！ (2017年12月24日 14時) (レス) id: 2fd08190e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アオイ | 作成日時：2017年11月25日 15時
