蜘蛛の糸【HUNTER×HUNTER】

第17話 ページ18

「おい！お前もなんか言えよフェイタン！」


「....信用できないね、こいつら」



「おまっ...まだそんなこと」



ため息をつくフィンクス

しかし、フェイタンはAとハジェスを睨み続ける



「いいよ、気にしないで。私はA！こっちはハジェス、よろしくね3人とも！」



「おう！」


「ああ」



「......」









「それにしても賑やかになったね、クロロ」


Aが突然話しかけてきて一瞬ドキッとしてしまう


「あ...ああ！そうだね！」


「どうしたの？体調でもわるい？」


心配そうに俺の顔を覗き込んでくるA





「大丈夫、ただちょっと.....久しぶりすぎて、戸惑っただけ」




Aは少し驚いたあと、口元に手を当てふふっと笑う



「何それ、緊張しなくてもいいのに」


こうやってAと話すのも久しぶりだったため気が緩んでしまった



「そうだね....！？」





その瞬間、目に入ったのはAの背後からナイフでAに襲いかかろうとするフェイタンの姿だった


「A！危な....！！？」




すると目にも止まらぬ早さでフェイタンの腕を掴み、地面に叩き付けるハジェスがそこにはいた




「カハッ...！！」




「おいガキ、なんの真似だ？」


今までに見たことがないほど怒っているハジェスがいた


「きゃあ！」


フェイタンを叩きつけた時に大きな音がなり、マチが悲鳴をあげる


他の皆もハジェスの恐ろしさに震えている









「ハジェス、もういいでしょ。離して」


Aの一言で渋々ながらもフェイタンの腕と首を掴んでいた手を離す




「お前、気づいていただろ？」


「そうだけど....これはやり過ぎ。相手は子供よ？」


「子供だろうが関係ねえ。こいつ、お前を殺しに行ったんだぞ」


「私は子供に殺されるほど弱くはないって知ってるでしょ？心配しすぎなの...先に帰ってて、この子を見ないといけないから」





ハジェスは、納得していなかったが教会の外に出ていった







「カハッ！ゴホッ！....ハア、ハア、ハア...」


「大丈夫？？ごめんね、大人気なくて」


Aがフェイタンに手を伸ばすがフェイタンはバシッと振り払う



「....」

「へえ....君、なかなかいい目をしてるね」


息を荒くしながらもAを睨み続けるフェイタン




「フェイタン....君が私を刺そうとした理由も大体は想像がつくよ」

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