第9話 ページ9
「バレていたか」
シンドバットの言葉に悪びれもなく、Aは微笑んだ
「ハア...相手は第四皇子だぞ、何かあったらどうする」
「私の義弟だよ...そんなに弱くない」
Aのなんの理屈もない回答にシンドバットはこめかみを抑える
「てゆーか、なんで王サマはAが金属器使ったって分かったんすか?」
空気が読めているのか、ただ単にバカなだけなのか
シャルルカンが疑問を投げかけた
「シャルには教えていなかったな、私のジン『ライビア』の能力だよ」
へーっと周りが感嘆するなか、シンドバットだけは難しい表情だった
「...『ライビア』の能力は相手の『意思』を操る...
Aがその気なら戦争だって簡単に起こすことが出来る...」
その言葉にあたりは緊張した空気が流れる
「...まあ、そうだろうな...」
あたりはより一層重たい空気になったが...
「だが...見くびるな、そこまで愚図じゃない」
そう言うとAは足早に部屋を出て行った
「ハアーー...」
シンドバットは今日一番のため息をついた
「なあジャーファル...俺Aに嫌われたかな〜〜」
一国の王とは思えない弱々しい姿に周りは笑いをこらえていた
実はシンドバット、Aに思いを寄せているのだ
シンドバットは誰にも言ってはいないが、周りから見ればもろわかりだ
それでもその話題を出さないのは他国に嫁いでしまったAを思い続ける、王への気遣いだ
「大丈夫ですよシン...貴方とAの仲です、次に会うときはあちらも気にはしていません」
付き合いが長いジャーファルは流石と言うべきか、扱いが慣れている
そうか...と少し元気になった王にあたりは笑いを隠せない
シンドバットの思いはいつかはAに届くのか...
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遅くなりましたがAさんの設定です!
名前 A・ ビュート
年齢 23歳
肩書き 煌帝国第一皇子皇太子妃
容姿 背中の真ん中ぐらいまである銀に近い白髪
瞳は藍色
身長は白瑛より少し高い(170cmぐらい)
体重は50kgほど
スラッとした感じで全体的に細い
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アオイ(プロフ) - 亜純さん、コメントありがとうございます!期待に応えられるよう、これからも頑張っていきます! (2017年8月24日 5時) (レス) id: 07a1761182 (このIDを非表示/違反報告)
亜純(プロフ) - 更新頑張って下さい!応援しています! (2017年8月24日 2時) (レス) id: f65f9d6e58 (このIDを非表示/違反報告)
アオイ(プロフ) - ベルさん、コメントありがとうございます!これからもよろしくお願いします! (2017年6月28日 22時) (レス) id: 732a1e3f63 (このIDを非表示/違反報告)
ベル - 初めから読みました!更新楽しみに待っています! (2017年6月27日 20時) (レス) id: 5a526b3f59 (このIDを非表示/違反報告)
アオイ(プロフ) - 雅さん、コメントありがとうございます!これからもよろしくお願いします!! (2017年6月3日 8時) (レス) id: 732a1e3f63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アオイ | 作成日時:2017年3月9日 21時