第36話 ページ42
紅炎を推したてる臣下たちが異議を申し出るが、玉艶は陛下の意思と言って決定を覆す事はなかった
そんななか、母親に白瑛が再考をと申し出るが白龍がそれを阻んだ
「皇太后陛下...玉座にお着きください。貴方の他にはおりませぬ!」
その一言により、神官たちも一斉に跪き会場は一瞬にして飲みこ込まれていった
「白龍...」
Aの嘆きもどよめいた空中では誰にも聞こえなかった
ただ1人を除いて...
それから解散となり紅炎、紅明、紅覇、Aは玉艶のことについて話し合っていた
だが、Aは白龍のことがどうしても気になってしまい、それ以外のことが全く頭に入らなかった
「...行ってきていいぞ」
突然紅炎が言ったことに対し反応できなかったA
「え?」
「白龍のことが気にかかるのだろう?行ってこい」
「ありがとう」
そう言うとAは足早に部屋を出て行った
「...良かったのですか?」
「何がだ?」
「ハア、兄王様は自分に厳し過ぎるのですよ」
紅明の核心を突くような言葉に紅炎は答えられずにいた...
Aはいつか自分の元から離れて行くと紅炎は確信している
それはAが亡き白雄殿下をとても慕っていたからである
白龍はとても白雄に似ている...
多分Aは白龍に白雄の面影を重ねている...
それは紅炎にとってとても辛いことではあるが、
それを承知で紅炎はAを自分の側に置いているのだった...
それがAと契りを結ぶ際の約束だから......
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アオイ(プロフ) - 亜純さん、コメントありがとうございます!期待に応えられるよう、これからも頑張っていきます! (2017年8月24日 5時) (レス) id: 07a1761182 (このIDを非表示/違反報告)
亜純(プロフ) - 更新頑張って下さい!応援しています! (2017年8月24日 2時) (レス) id: f65f9d6e58 (このIDを非表示/違反報告)
アオイ(プロフ) - ベルさん、コメントありがとうございます!これからもよろしくお願いします! (2017年6月28日 22時) (レス) id: 732a1e3f63 (このIDを非表示/違反報告)
ベル - 初めから読みました!更新楽しみに待っています! (2017年6月27日 20時) (レス) id: 5a526b3f59 (このIDを非表示/違反報告)
アオイ(プロフ) - 雅さん、コメントありがとうございます!これからもよろしくお願いします!! (2017年6月3日 8時) (レス) id: 732a1e3f63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アオイ | 作成日時:2017年3月9日 21時