第２６話 ページ32
それからの日常は目まぐるしく回った
ドゥニヤの葬儀が行われたりなどであっという間にAと紅玉が煌帝国に帰る日となった
「アリババ」
支度を終えたAが1人でいたアリババに話しかけた
「いつまで拗ねているつもりなんだ？意外に子供っぽいんだな」
クスクスと笑いながら言うAに図星を突かれ赤面しながらも頑な態度をとるアリババ
「べ、別に拗ねてるわけじゃねーよ！！ただちょっとだけ、なんと言うか、そのー．．．」
語尾を濁すアリババに、またAは笑う
笑うなっと言うアリババの事は聞かず、Aは頭を垂れた
「ど、どうしたんだよ急に！！」
Aの改まった態度にドギマギするアリババ
一方Aは真剣な表情でアリババを見据えていた
「アリババには本当に感謝している。お前やアラジン、モルジアナといる時の白龍は
とても楽しそうだった．．．義姉として感謝する。」
フッと微笑みながら言うAにアリババは顔を綻ばせる
「別に礼を言われる事じゃねーよ、俺もアラジンもモルジアナも楽しかったしよ。
またいつか、会えるのを楽しみにしておくからな！！」
ニカッと言う笑顔を浮かべたアリババにAも微笑む
「アリババ．．．急で悪いんだが、私と知己にならないか？」
へっ？と言うだらしない返事をしながら、アリババは自分が何を言われたのかわからずにいた
「．．．要は友にならないか、という事だ」
口元を手の甲で隠しながら言うAに、アリババも少し照れたがすぐさまに右手を差し出した
「当たり前だろ！これからもよろしくな、A！！」
Aは満足したように微笑むとアリババの手を握り返した
「レームへと剣の修行をしに行くんだろう？気をつけてな．．．あそこは辛いよ」
最後に意味深な言葉を残しながらアリババの元を離れるA
「．．．なんだよ、最後の言葉」
苦笑いをしながらも、次は紅玉を見送るためアリババもその場を離れた
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アオイ(プロフ) - 亜純さん、コメントありがとうございます！期待に応えられるよう、これからも頑張っていきます！ (2017年8月24日 5時) (
レス) id: 07a1761182 (このIDを非表示/違反報告)
亜純(プロフ) - 更新頑張って下さい！応援しています！ (2017年8月24日 2時) (レス) id: f65f9d6e58 (このIDを非表示/違反報告)
アオイ(プロフ) - ベルさん、コメントありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2017年6月28日 22時) (レス) id: 732a1e3f63 (このIDを非表示/違反報告)
ベル - 初めから読みました！更新楽しみに待っています！ (2017年6月27日 20時) (レス) id: 5a526b3f59 (このIDを非表示/違反報告)
アオイ(プロフ) - 雅さん、コメントありがとうございます！これからもよろしくお願いします！！ (2017年6月3日 8時) (レス) id: 732a1e3f63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アオイ | 作成日時：2017年3月9日 21時
