第１３話 ページ13
「おっ！Aじゃねーか！今の聞いてたか！お前も一緒に帰ろうぜ！」
ジュダルがAにも手を差し出すがAは払いのけた
「ふざけるのも大概にしろ、これ以上煌帝国の侮辱と思えることをするならば
私も黙っては置かないぞ」
Aの威圧的な物言いにジュダルも少なからずは怖じけずいたようであっさりと手を引いた
「Aまでそんなこと言うのかよー、紅炎に言いつけてやろー」
その言葉にAは鼻で笑った
「あまり私の夫を甘く見るなよ．．．あいつはお前の思っているような奴じゃない」
はいはいそーですかーとジュダルは言い宙に浮かび上がった
「ま、いっか。俺は先に帰るから、白龍の奴にも言っとけよ．．．
この国はもう敵だってな。」
不敵な笑顔を残しジュダルは帰って行ったのだ
王宮ではどよどよとした空気が残り、辺りは混乱を極めたのだった
王宮内の一室でシンドバットは物思いに考えていた
そこに紅玉とAが現れ、先程のジュダルの無礼をわびた
シンドバットは怯える紅玉の手を取りそっと微笑んだ
「大丈夫ですよ。」
その対応に紅玉は少なからず驚いた
シンドバットはジュダルの性格は分かっており、ジュダルの個人的なことと理解していると伝えた
「あの、あの．．．でも．．．」
いまいち納得できない紅玉に対しシンドバットはそっと手を取った
「ですから姫君は．．．どうぞ、いつまでも私の国にいて下さいね！」
「！！！はっ．．．はいっっ！！」
すると突然Aが、ニコニコしている２人の間に割行った
「すまない紅玉．．．シンと２人で話がしたい、席を外してくれないか？」
分かりました！と言い紅玉はそそくさと退室した
Aのただならぬ雰囲気にシンドバットも部屋にいた臣下を退室させた
「．．．何を考えている」
Aの問いにシンドバットは慎重に答えた
「．．．なんのことだ？」
笑顔を崩さないシンドバッにAはため息をつく
「私にバレないとでも思ったか？．．．それなりの付き合いだろう？」
Aの賢さにシンドバットは頭をかかえる
「本当、お前には困ったよ．．．なんでも見透かされてしまう」
「お前は女性の扱いが慣れているからな．．．思いを寄せている人にあんなことされたら
ただでさえ男に免疫のない紅玉は、簡単に落とせる．．．」
「それを分かっていてなぜ止めない」
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アオイ(プロフ) - 亜純さん、コメントありがとうございます！期待に応えられるよう、これからも頑張っていきます！ (2017年8月24日 5時) (
レス) id: 07a1761182 (このIDを非表示/違反報告)
亜純(プロフ) - 更新頑張って下さい！応援しています！ (2017年8月24日 2時) (レス) id: f65f9d6e58 (このIDを非表示/違反報告)
アオイ(プロフ) - ベルさん、コメントありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2017年6月28日 22時) (レス) id: 732a1e3f63 (このIDを非表示/違反報告)
ベル - 初めから読みました！更新楽しみに待っています！ (2017年6月27日 20時) (レス) id: 5a526b3f59 (このIDを非表示/違反報告)
アオイ(プロフ) - 雅さん、コメントありがとうございます！これからもよろしくお願いします！！ (2017年6月3日 8時) (レス) id: 732a1e3f63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アオイ | 作成日時：2017年3月9日 21時
