第12話 ページ12
ーーーーーシンドリアーーーーー
穏やかな風が吹くシンドリア...
そこに予想していなかった大きな衝撃が襲いかかった
シンドバットとヤムライハが作り上げた結界がいとも簡単に壊され
黒いルフを纏う少年が、侵入して来たのだった
「「ジュダル!!!」」
ジュダルと呼ばれた少年は王の眷属の攻撃をもろともせず
シンドバットに向き直った
「なあシンドバット、俺は本当はお前と組みたかったんだぜ?」
ジュダルはシンドバットと組み、世界征服をすることの素晴らしさを説いた
...だが
「でも...最近気づいたんだ...そんなめちゃくちゃ強いお前とは......
殺しあう方がもっと楽しいんじゃねえかってな!!」
辺りに異様な空気が流れる
ジュダルの一言で緊張した雰囲気になった
「俺の煌帝国はすっげーんだぜ!?」
そんな空気をもろともせずジュダルは語り続ける
「なんせ『迷宮攻略者』が6人もいる!!
第一皇女 練 白瑛、第八皇女 練 紅玉、
そして皇帝の息子、練 紅覇。練 紅明。 練 紅炎!!
そして何よりシンドバット、お前に次ぐ複数迷宮攻略者、皇太子妃 A・ビュート!!
中でも紅炎はいい...お前に負けねぇ器を持ってるし...何より戦争好きだ。
あいつと俺が組めば、東大陸の支配なんてあっという間さ!
それに...紅炎の隣で支えるAもいいぜ!あいつは紅炎のためならなんでもする!!
そしたら...ここの番だよ...」
そう言ってジュダルは地面を指す
ここというのは明らかにシンドリアのことを指している
ジュダルはシンドリアを滅ぼすことを堂々と宣言した
「どういうこと...?ジュダルちゃん...」
そこに第八皇女 練 紅玉が現れた
ジュダルの突拍子のない発言に戸惑っている
「紅玉...聞いた通りさ!だからお前、もうここにはいなくていいんだぜ!
バルバッドの失策で立場がなくなって、本国から逃げて来たんだろが...」
図星をつかれ、行き当たりのない羞恥心に顔を伏せる紅玉...
「戻って来いよ、俺が将軍にしてやる!
お前も武人として国のために、あんなに戦いがってたじゃねーか!」
差し出されるジュダルの手に答えられない紅玉
なんせ後ろには思い慕っているシンドバットがいるからだ
「そこまでだジュダル」
そこに突如、凛とした声が響いたのだった
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アオイ(プロフ) - 亜純さん、コメントありがとうございます!期待に応えられるよう、これからも頑張っていきます! (2017年8月24日 5時) (レス) id: 07a1761182 (このIDを非表示/違反報告)
亜純(プロフ) - 更新頑張って下さい!応援しています! (2017年8月24日 2時) (レス) id: f65f9d6e58 (このIDを非表示/違反報告)
アオイ(プロフ) - ベルさん、コメントありがとうございます!これからもよろしくお願いします! (2017年6月28日 22時) (レス) id: 732a1e3f63 (このIDを非表示/違反報告)
ベル - 初めから読みました!更新楽しみに待っています! (2017年6月27日 20時) (レス) id: 5a526b3f59 (このIDを非表示/違反報告)
アオイ(プロフ) - 雅さん、コメントありがとうございます!これからもよろしくお願いします!! (2017年6月3日 8時) (レス) id: 732a1e3f63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アオイ | 作成日時:2017年3月9日 21時