団子屋娘と一番隊隊長が付き合うまで【沖田総悟】

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｢よ、よろしくお願いします！｣



早朝から隊士達の朝ごはんを作る仕事から始まった。
これに関しては以前の経験が大活躍してあっという間に料理が完成していく。


俺も詳しくは知らねェが、主にメシ作って洗濯して掃除してれば大丈夫でさァ。という適当な説明に不安しかなかったけれど、言われたままの内容だったので、家事は苦手じゃないしそんなに困ることなく仕事を済ませていった。




朝日も登ってきた頃。隊士達が食堂に顔を出してくる中、土方さんと近藤さんがやってきた。




｢はよ｣
｢いやぁAちゃん、悪いね急にこんなこと頼んじゃって｣
｢おはようございます。近藤さん、お気になさらないでください｣
｢助かるよ。お礼はちゃんとさせてほしいな！ちなみにその時はぜひお妙さんも呼んで来てもらって｣
｢オイ、俺のにはマヨネーズつけとけよ｣
｢…マヨネーズ、ですか？｣




近藤さんの言葉よりもマヨネーズの単語に反応してしまって問い返す。今日の献立にはマヨネーズいらないはずなんだけどな。鯖の煮付けに納豆に漬物と豆腐と味噌汁。

笑顔で涙目になる近藤さんの横で奥の棚に入ってるマヨネーズ1本くれりゃいい。と言われたので、そのままお盆にのせて渡した。

棚には何本ものマヨネーズがあってぎょっとしたが触れないでおく。






｢…ちなみに、Aちゃん。少しだけ頼みがあるんだが｣
｢はい。なんですか？｣






近藤さんの頼みに首を傾げるしか無かった。

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