story.17 ページ25
おそ松side
いんやー、レインちゃん凄いわw
だってね?レインちゃんがしばらく目をつぶったかと思ったら、「Go it!」(わかった!)つって俺たちの手を引いて歩く訳よ。
そしたらいっこのドアの前でピタって止まって、ここ!!って自信満々に言うもんだから(中央制御室で奪ったマスターキーで)開けて見た。
「何この資料の量!?この部屋ほとんどじゃん!」
チョロちゃんがこう言うのも無理なくて、そこは間違いなくトッティの言う資料室だったって訳!
『こんだけあったらトッティに言われた資料どこにあるか分かんねーじゃん』
俺が素朴な疑問を口にすると、レインちゃんはまるで冷蔵庫のアイス取ってくるとでも言う様な感じで「なんの資料?人身売買?OK取ってくるね!」と言ったと思うと、小さめの体で上手く紙の束の中に潜り込んだ。しばらくガサゴソしてて、くぐもったYES!っていう声が聞こえたらレインちゃんは四冊ほどのファイルを俺に差し出してきたの。
可愛かったよ〜?上目遣いで「出来たよ!!」みたいな感じで目キラッキラさせてさ〜。チョロちゃんいなかったら抱きついてたかもねぇ♡生憎、そのファイルはチョロちゃんにぶんどられました。
パラパラとめくるのを横から覗いてると、確かに人身売買に関することで、すっごいねぇレインちゃん、って言ったらえへへっ!と照れる様に笑っていた。
「よし、さっさと退散しようよ」
チョロちゃんの言葉に全員が頷く。レインちゃんは俺らのとこで取り敢えず匿っとく、ということで話が決着した。
敵地といってもほとんど敵は蹴散らしちゃったから、多分手こずらなくスーッと出て行けると思………わないなw
俺たちの目の前には、いつの間に集まったのであろうきっとここのアジトの残りの人数全員がずらぁっと並んでいた。
何も言いださないのが余計怖いw
『お前らぁ。準備できてるー?』
「いつでもOKだ」
「そういうおそ松兄さんはできてんの?」
『出来てますぅー!一松……は大丈夫か』
「……ん」
「私も出来るよ!逃げ出すんでしょ?」
俺は、レインちゃんの問いに少し笑顔を見せて、少し貯めてから指示を出した。
『いんや、全員ぶっ潰せ』
「「「Yes,my load」」」
俺の弟達はニッ、と口角を上げて返事を返す。レインちゃんはwow!そっくり!とか相変わらずのマイペースで、さっきのカッコいい決め台詞に遅れたことはまるで気にしていない様だ。
お兄ちゃんだったら絶対もう一回!つって駄々こねるけどね〜
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葡萄ゆづゆ(プロフ) - まま松さん» コメントありがとうございます!まま松さんの小説は大好きなのでそう言われて嬉しいです!これからも生暖かい目で見てくれたら幸いです! (2017年9月4日 16時) (レス) id: 9a1ec58e55 (このIDを非表示/違反報告)
まま松(プロフ) - 男主は初めて拝見させていただきました!とてもリズミカルで面白かったです!六つ子の会話とかが本物っぽくて笑ってしまいました(笑)更新頑張ってください! (2017年9月1日 17時) (レス) id: adb325526a (このIDを非表示/違反報告)
葡萄ゆづゆ(プロフ) - butterflyさん» ありがとう!めっちゃ嬉しいよ(●´ω`●)butterflyも作品作ったら見せてね!! (2017年8月18日 11時) (レス) id: 9a1ec58e55 (このIDを非表示/違反報告)
butterfly - やっぱり文章綺麗ですごいねゆづちゃん!参考にさせていただいております( ´∀`) (2017年8月17日 23時) (レス) id: 97c9d8dadd (このIDを非表示/違反報告)
葡萄ゆづゆ(プロフ) - ありがとうございます!!カラ松語が苦手なもんで…笑 褒めていただけて光栄で嬉しさで頭がいっぱいです!!頑張ります!! (2017年8月5日 14時) (レス) id: 9a1ec58e55 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:葡萄ゆづゆ | 作成日時:2017年5月6日 17時