story.12 ページ20
一松side
ッチ、あの糞参謀&糞毒舌松野郎が
なんでこういう時に限ってクソ松とペア組まされねぇといけねぇんだよ
「いちまぁつ？何か機嫌が悪いようだがどうしたんだ？」
『イテェよクソ松。黙れクソ松。◯ねクソ松』
「ふっ、実の弟までも痛みを与えてしまうとは…なんてギルトガイな…！だが安心しろいちまtひでぶっ！？…理不尽ッ！」
◯ねクソ松と言おうとしたけど、言ったところでこいつにダメージはないと思って、俺は口をつぐんだ。
事の始まりはA兄さんの部屋に、仕事の報告に行った時、ちょうどA松兄さんが居なくて、机に置いてたラムネを3個くらい拝借したら、夕食の後でめちゃくちゃ怒られた。それで終わりかと思ったら今度はクソ松とペアだ。マジ後で◯す。
「ンンー？一松、兄貴達から風の知らせだ」
『連絡な、普通に言えや。ぶっ飛ばすぞ』
しばらくすると、向こうの言い争いの声が途絶えて、bossの声がはっきりと聞こえてくる。
《きこえるー？えーっと、さっきのA松の連絡聞いた？》
聞いた記憶はないので、さっきのクソ松を殴った時だろう。クソ松が代わりに聞いていないと答えるとこう返ってきた。
《あー、お前らまぁた喧嘩してたの？まぁいいけど。A松達が思ったより早く進んでるから、そのまま最上階行くってさー。
で、俺ら暇になったからお前らと合流したいんだけどさ、いいよね？》
どうせこいつは嫌だと言っても場所特定して俺たちのところに来るんだろう。
はぁー、と一つため息をした。
『いいけど……こっち地下だよ？……降りてくんの？』
《うんうん行く行く！！今日の一松素直だねぇwwwなんかいい事あった？》
いい事なんかねぇよ！！
こっちはクソ松なんざと組まされて超機嫌悪りぃんだよ！
逆に諦めて投げやりになってるだけだっつうの！！！
って言う気力もなく、『ん……』と返しただけとなってしまった。
《あー、ごめんね一松。
今どこ？地下の敵、あらかた終わった？》
『チョロ松兄さん……今地下2階。あんま居なかったからすぐ終わってこっち暇人。今トッティに言われた資料室探してるとこ』
《分かった。そこで5分くらい待ってて。すぐ行くから》
おそ松兄さんとクソ松とずっと喋ってたせいで、チョロ松兄さんが“今は”めちゃくちゃ常識人におもえてくる。
たぶん明日になったら忘れてるんだろうけど。
『…すぐ来て。3分過ぎたら1秒ずつクソ松ぶっ飛ばす』
……早く来てくれないと、俺がおかしくなりそう
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 32人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品が参加のイベント 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
葡萄ゆづゆ(プロフ) - まま松さん» コメントありがとうございます！まま松さんの小説は大好きなのでそう言われて嬉しいです！これからも生暖かい目で見てくれたら幸いです！ (2017年9月4日 16時) (
レス) id: 9a1ec58e55 (このIDを非表示/違反報告)
まま松(プロフ) - 男主は初めて拝見させていただきました！とてもリズミカルで面白かったです！六つ子の会話とかが本物っぽくて笑ってしまいました（笑）更新頑張ってください！ (2017年9月1日 17時) (レス) id: adb325526a (このIDを非表示/違反報告)
葡萄ゆづゆ(プロフ) - butterflyさん» ありがとう！めっちゃ嬉しいよ(●´ω｀●)butterflyも作品作ったら見せてね！！ (2017年8月18日 11時) (レス) id: 9a1ec58e55 (このIDを非表示/違反報告)
butterfly - やっぱり文章綺麗ですごいねゆづちゃん！参考にさせていただいております( ´∀｀) (2017年8月17日 23時) (レス) id: 97c9d8dadd (このIDを非表示/違反報告)
葡萄ゆづゆ(プロフ) - ありがとうございます！！カラ松語が苦手なもんで…笑 褒めていただけて光栄で嬉しさで頭がいっぱいです！！頑張ります！！ (2017年8月5日 14時) (レス) id: 9a1ec58e55 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：葡萄ゆづゆ | 作成日時：2017年5月6日 17時
