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「うーーーん…記憶に無いなぁ…」
「ほら、会議で」
「会議……？あー…あれか」
なんとか思い出せたことに感動する。まだ私の記憶力は健在らしい。えがったえがった。
「ん、ちょっと待て。なんで快斗がそのこと知ってんの？その場にいなかったよね？」
「ジイちゃんに聞いたんだよ」
「情報漏洩がすぎる〜！」
「声でけぇっつの」
天を仰ぎながら情報伝達の速さに嘆くと快斗に怒られてしまい、挙句の果てに頭をひっぱ叩かれる。暴力反対だぞ！！
「嬉しかったよ、Aがそう言ってたって聞いて。」
「うん？まあ…ほら、ね、うん」
会議の時に並べ立てたあの屁理屈たちは、私のちっさな脳みそで必死に考え出したものだった。
本当は園子みたいに『キッドは殺人鬼なんかじゃない！』って啖呵を切れたら良かったんだけど、私の立ち位置はそこじゃない。そういうのは頼まずして園子がやってくれていたし、あの場で私が無駄に騒ぎ立てても意味が無いのは分かりきったことで。
だからこそ如何にそれっぽく言葉を出せるか、そしてあのポリスメンをギャフンと言わせるかが勝負だと思っていた。実際にギャフンと言わせられたかどうかは定かではない。
「本当はさ、あの瞬間…というかチャーリーさんの話を聞く度に突っかかりたくなってたよ、」
「なんだそれ」
私の言葉を聞いた快斗は、声を抑えて笑いだして。
私もそれにつられてくすくすと零す。
「だぁーって私キッドファンだよ？そんな私のいるところで『キッドは殺人鬼だ』なんて言われたらさ、『お前に何が分かるんだこのタコ！！』って、『よく知りもしないくせにお前の凝り固まった先入観で物事を決めつけるなケツアゴ！！』って言いたくもなるよ」
思いのままに紡がれる私の言葉を、快斗はただ静かに聞いていた。
「それにキッドの中身は快斗じゃんか。だから極論、キッドを貶すってことは快斗を貶してるのと一緒だよなって。快斗はそんな奴じゃないし、なんならめちゃくちゃ優しくて良い奴だし。腹立つことにかっこいいし頭も良いしマジックも天才的だし？快斗はこんっなに凄いんだぞ！って思ってる私からしたら、あの人の発言は超ムカつくわけ！」
「…うん」
「確かにキッドとしてやってることは犯罪だよ、許されるべきじゃない。でもそれでいったら私も悪いことしてる仲間じゃん？だからあの場で快斗側に立てるのは私だけだなって思って。気が付いたら口が動いてたんだよね……って話聞いてる？」
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柯(プロフ) - ミュウトさん» コメントありがとうございます。こちらも返信遅くなってしまい申し訳ないです。亀更新を極めて恐らく亀より遅い歩みになってしまっていますが、更新は続けていくつもりなのでこれからもお付き合いのほどよろしくお願いいたします😊 (2022年10月30日 22時) (
レス) id: d03fcb85aa (このIDを非表示/違反報告)
柯(プロフ) - たろ。さん» コメントありがとうございます。そして返信が驚く程に遅くなってしまい申し訳ないです。夢主ちゃんは強い子(物理)なのでこれからもっと凄いことをする…かもしれません。どうぞお楽しみに！ (2022年10月30日 22時) (レス) @page38 id: d03fcb85aa (このIDを非表示/違反報告)
ミュウト(プロフ) - また戻ってきてくれて嬉しいです！！主様のペースで全然構わないので、ゆっくり更新お待ちしてます(о´∀`о)✿応援しています！！！ (2022年9月26日 23時) (レス) @page37 id: 416a70e64b (このIDを非表示/違反報告)
たろ。(プロフ) - 最高。夢主かっこいい。ブチギレたときタマ踏みつけるぐらいしてほしい。w (2022年3月9日 20時) (レス) @page31 id: ba071d904f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柯 | 作成日時：2021年7月26日 16時
