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「知っての通り、ひまわりを所有する者たちがこの期に及んで貸し出しを渋って来よった。そこでじゃ…」
園子に誘われて参加した会議だが、何故この場にお呼ばれしたのか皆目見当がつかない。一応必死に欠伸をかみ殺して大人しく座っているけれど、実を言うとめちゃくちゃに飽きてきていて。困ったもんだ。
次郎吉さんの話ももはや馬耳東風。ほぼほぼ聞き流している。一つだけ耳に入ったとすれば、「金に糸目はつけん！」という言葉だけ。さすが金持ちは言うことが違うぜ。
「はい。展覧会を成功させることが我々の使命です。すぐにアイデアをまとめ、提出させていただきます。」
「うむ、頼む。チャーリー、お主も協力してくれるな？」
「勿論です。奴は"怪盗"と名乗っていますが、本当は目的の為なら手段を選ばない"人殺し"。」
チャーリーさんの発言を聞きながら、まぁた言ってらァ、なんて楽観的に捉えつつ隣に座る園子のほうを見やる。すると、チャーリーさんの言葉が紡がれる毎に彼女の額には深い皺が寄っていっていた。
「そ、園「アンタに何が分かるってーのよ！！」」
思いきり机を叩いた園子に驚愕する。そして突然の台パンに私は椅子から転げ落ちそうになった。あぶないあぶない。
「大体、あの飛行機事故だってキッド様がやったとは限らないわ！」
「ならば聞かせて貰おう。キッド以外の誰が、何の為に飛行機を爆破したのかを。」
チャーリーさんの言葉に返す言葉が見つからないのか、押し黙ってしまった園子。
こんな時は私の出番だ。
私のターン、ドロー！と心の中で唱えて口を開く。
この言葉を唱える意味は特に無い。
「例えばキッドが飛行機の爆弾を仕掛けたとして。本当に彼がやったという証拠も無い今、軽率に彼を犯人だと断言するのは少々問題では？」
「なに？」
「たしかに現状としてあの怪盗が怪しいのは百も承知の上です。しかしあの盗人の傾向からして、飛行機を爆破するなんていう危険度の高いことはしないと思うんですよ。なんせ彼が盗むのは宝石などであって、人の命じゃないんですから。なんなら彼が殺人およびそれに準ずるものをしたことは今まで一度もありませんでしたしね。あくまでこれは私の記憶上、ですが」
私がそう述べ立てると、今度はチャーリーさんが口を噤んでしまった。私にとって屁理屈はお手の物なんだよ！おちゃのこさいさい！！
終わりに「まぁこんなのガキの戯言ですけどね！」と笑って誤魔化す。
ターンエンドだ！
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柯(プロフ) - ミュウトさん» コメントありがとうございます。こちらも返信遅くなってしまい申し訳ないです。亀更新を極めて恐らく亀より遅い歩みになってしまっていますが、更新は続けていくつもりなのでこれからもお付き合いのほどよろしくお願いいたします😊 (2022年10月30日 22時) (
レス) id: d03fcb85aa (このIDを非表示/違反報告)
柯(プロフ) - たろ。さん» コメントありがとうございます。そして返信が驚く程に遅くなってしまい申し訳ないです。夢主ちゃんは強い子(物理)なのでこれからもっと凄いことをする…かもしれません。どうぞお楽しみに！ (2022年10月30日 22時) (レス) @page38 id: d03fcb85aa (このIDを非表示/違反報告)
ミュウト(プロフ) - また戻ってきてくれて嬉しいです！！主様のペースで全然構わないので、ゆっくり更新お待ちしてます(о´∀`о)✿応援しています！！！ (2022年9月26日 23時) (レス) @page37 id: 416a70e64b (このIDを非表示/違反報告)
たろ。(プロフ) - 最高。夢主かっこいい。ブチギレたときタマ踏みつけるぐらいしてほしい。w (2022年3月9日 20時) (レス) @page31 id: ba071d904f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柯 | 作成日時：2021年7月26日 16時
