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結局そのあとダラダラとして時間を溶かした私たち。快斗の手によって仰向けのまま半分寝始めたお銀さんを微笑ましく思いながらふと壁に掛けられている時計を見ると、夕食を終えてからだいぶ時間が経っていた。そもそも帰宅した時点でいい時間になっていたなと思い出す。
ついでに。
「…そろそろ白状していただいても？」
「ん〜？やーだよ、」
「はぁ？」
「だぁって俺もまだわかってねーんだよ」
「うん…え、マジ？」
「マジ。」
「そもそも俺は探偵じゃないしな、」と言う快斗。確かに快斗は頭はいいけど探偵じゃない。だから快斗の言い分もわからなくはない。
「だから今回は名探偵頼みってわけ。」
「なるほどね…そっかぁ、快斗が分からないなら私にも分かるわけないか」
「諦めが早すぎんだろ、」
私の１００倍くらい頭がいい快斗が分からないなら私が真犯人に辿り着くのはまず不可能だろう。１００倍というのはだいぶ盛った。
「何事も諦めが肝心っていうしね」
「物は言いようってか。」
「そゆこと！」
「ふは、Aらしい。」
「もしや貶されている…？」
その後「そろそろ帰る、」と言った快斗を見送るために２人で外に出た。夜で太陽は出ていないというのにむしむしとしたうざったい暑さ。これだから夏は。
歩きながら「そうだ、」と口にした快斗の方を見ると、彼もこちらを見ていて自然と目が合った。
「そういやオメー怪我は？」
「今更！？」
「いや、ほんとはこれを聞きに来たんだ」
本命こそ最初に聞くべきでしょ、という言葉を飲み込んで、かわりにため息をつく。
「私はヘーキ。…それよりも快斗でしょ。」
私からその言葉が出るとは思っていなかったのか、快斗は気の抜けた声を出した。なんだかまるで私が人を心配するのが珍しいかのような反応だ。おかしいな、私は普段から優しいはずなんだけども。
「だって快斗、飛行機から飛び降りたんでしょ？飛んでる状態で外出たら危ないのは目に見えてるし、ひまわりを抱えてハンググライダーで飛ぶのも普段と違って危険度高いじゃんか。」
「あー、まぁ」
「大丈夫なの？」
「…このキッド様が怪我するわけないだろ？」
「それは嘘じゃん。割と簡単に怪我してるよね君」
「へへ。今日はなんもねーよ、」
「そっか、よかった」
「じゃあ、またな」
「うん、おやすみ」
「おやすみ」
迎えに来ていた寺井さんの車に乗り込んだ快斗と挨拶を交わして、私は２人を見送った。
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柯(プロフ) - ミュウトさん» コメントありがとうございます。こちらも返信遅くなってしまい申し訳ないです。亀更新を極めて恐らく亀より遅い歩みになってしまっていますが、更新は続けていくつもりなのでこれからもお付き合いのほどよろしくお願いいたします😊 (2022年10月30日 22時) (
レス) id: d03fcb85aa (このIDを非表示/違反報告)
柯(プロフ) - たろ。さん» コメントありがとうございます。そして返信が驚く程に遅くなってしまい申し訳ないです。夢主ちゃんは強い子(物理)なのでこれからもっと凄いことをする…かもしれません。どうぞお楽しみに！ (2022年10月30日 22時) (レス) @page38 id: d03fcb85aa (このIDを非表示/違反報告)
ミュウト(プロフ) - また戻ってきてくれて嬉しいです！！主様のペースで全然構わないので、ゆっくり更新お待ちしてます(о´∀`о)✿応援しています！！！ (2022年9月26日 23時) (レス) @page37 id: 416a70e64b (このIDを非表示/違反報告)
たろ。(プロフ) - 最高。夢主かっこいい。ブチギレたときタマ踏みつけるぐらいしてほしい。w (2022年3月9日 20時) (レス) @page31 id: ba071d904f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柯 | 作成日時：2021年7月26日 16時
