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「まぁじでほんとに結構意味わからん！お前の耳引きちぎってやろうか！？」
「これを機に耳も鍛えたほうが良いんじゃねーか？」
「耳を鍛えるってなんだよ！！」
今なおキレ散らかしている私のことを見て、ゲラゲラと笑っているこいつが心底腹立たしい。人の弱点を突いて楽しそうにするとか悪魔か。もういっそのこと黒羽デーモンに改名しろ。
「…もう少し危機感持てよ、仮にもAは女の子なんだから」
ひとりで大笑いしていたと思ったらいきなり真面目な顔になった快斗に己の思考はフリーズする。悪魔が急に人間になるのを目の当たりにして平静を保てる人間がいるんだろうか。いやいない。
「な、に急に…変わり身がすごくて気持ち悪いよ…？」
「オメーは人の優しさを素直に受け取ることができねーのか？？」
「快斗が…優しい…？もしかしてどっか悪い…？」
「っとにオメーなぁ…」
私の態度に呆れて言葉も出ないのか、快斗は深いため息をつく。そんな可哀相なものを見る目でこっちを見るんじゃありません。
「わかったわかった。善処するよ、」
「ほんとにわかってんのか？」
「微妙」
「はぁ…」
快斗の態度にイラつきながら机に肘をつく。なんで私が悪いみたいになってんだろう。
いや、ちょっと待てよ…？
「…よくよく考えてみれば快斗が私に手を出さなければいい話では」
「っちょ、おい、言い方！」
「はぁ？事実じゃんか！」
そもそも元をたどれば私の危機感が薄いんじゃなくて快斗の手が早いのだ。飛行船に乗った時だって軽率に人のファーストキスを奪っていったし、つい先日だってある意味寝込みを襲われた。それに今だって調子に乗って人の耳を弄んだし。弄んだという言い方が正しいのかどうかは触れないでいただきたい。
こう振り返ってみるとだいぶやられまくっている気がする。もしかしたら私はガチめに危機感が薄いのかもしれない。いやでも信頼している相手に素の自分を見せるのは普通ではなかろうか。うーん、難しい。もちろん飛行船の件は別だ。あれは咄嗟のことで対応できなかったとはいえ私にもちょっと落ち度がある。まあ悪いのはこのキザ野郎だけどな！！
「このどスケベ」
「うるせーやい！」
「開き直るなっつの…」
「とにかく！オメーはもっと気をつけろよ！」
「へいへい」
このまま話を続けても時間の無駄だし埒が明かないと察した私はそこで強制的に会話を終了させた。ぶっちゃけもっと言いたいことはあったけど我慢だ。
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柯(プロフ) - ミュウトさん» コメントありがとうございます。こちらも返信遅くなってしまい申し訳ないです。亀更新を極めて恐らく亀より遅い歩みになってしまっていますが、更新は続けていくつもりなのでこれからもお付き合いのほどよろしくお願いいたします😊 (2022年10月30日 22時) (
レス) id: d03fcb85aa (このIDを非表示/違反報告)
柯(プロフ) - たろ。さん» コメントありがとうございます。そして返信が驚く程に遅くなってしまい申し訳ないです。夢主ちゃんは強い子(物理)なのでこれからもっと凄いことをする…かもしれません。どうぞお楽しみに！ (2022年10月30日 22時) (レス) @page38 id: d03fcb85aa (このIDを非表示/違反報告)
ミュウト(プロフ) - また戻ってきてくれて嬉しいです！！主様のペースで全然構わないので、ゆっくり更新お待ちしてます(о´∀`о)✿応援しています！！！ (2022年9月26日 23時) (レス) @page37 id: 416a70e64b (このIDを非表示/違反報告)
たろ。(プロフ) - 最高。夢主かっこいい。ブチギレたときタマ踏みつけるぐらいしてほしい。w (2022年3月9日 20時) (レス) @page31 id: ba071d904f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柯 | 作成日時：2021年7月26日 16時
