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昨日の夜のこと。
昨夜俺はとあるビルに宝石を盗みに行っていた。いつものように予告状を出し、マジックなどをあれこれ駆使しながら目当ての獲物を盗んだのだ。
しかしそこで事件は起こった。その日は朝から体調が悪く、そんな状況で突如現れた銃を所持した男たちに囲まれた。
普段の俺ならそんな奴らは敵でもなんでもない。だけども昨日は違った。体調不良のせいで頭も上手く回らず、不覚にもそいつらの銃弾が自分の体を掠めてしまった。
必死の思いでそこから脱出しハンググライダーで空へと飛び立ったは良いものの、じわじわと痛みが広がっていく。痛みに耐えきれなくなって近くにあったビルに降り立ち、寺井ちゃんに連絡を取ろうとしたところで意識が途切れてしまったのだ。
そこから先は、覚えていない。
「なるほどね。そりゃまあ大変なことで。」
「まぁな。それよりなんでオメーがここにいんだよ？」
「えぇ〜それ聞いちゃう？」
覚えている限りで昨日の出来事を話し終えた俺はずっと疑問に思っていたことを口にした。普通に考えたらビルの屋上にこいつがいたことはおかしいのだ。
「──ってわけよ。」
「オメー…そんなことやってたのかよ…」
「びっくりした？」
「びっくりどころの話じゃねえだろ！！っつぅ、」
「あーあーそんなに騒がないでよ、傷口開くよ？」
声を荒らげると同時に痛む傷口。「だいじょーぶ？」と言いながら俺の顔を覗き込んだAにびっくりして反射的に仰け反ってしまい、再び悲痛な声が出る。
「まぁ話そうか悩んだけど…キッドの正体を知っちゃったのは不可抗力とはいえ悪いなって思ったし。なんか私だけ秘密を知ってるのも嫌だから、どうせなら私のことも言っちゃおっかなって。」
「俺がオメーのことバラすとは思わねーのかよ？」
「そんなことしたら自分も不利になるの分かるでしょ？快斗頭良いし。」
「へへっ、まぁな。」
「別に褒めてない」
「んだよ」
「「ぷっ…あはは！」」
お互いに笑いをこらえきれなくなって笑い出す。Aと会話する時のこの感覚があまりにも久しぶりで、俺はひとりこの瞬間を噛みしめていた。
「にしてもほんっとに久しぶりだな。」
「そーねぇ、中学以来だから…５年ぶりくらい？」
「オメー今までどこにいたんだよ。連絡先も全部消えてるし…青子も心配してたぞ」
「あ〜実は米花町に引っ越したんだよね。」
「米花町？それって元々住んでたとこだっけか、」
「そーそー。」
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柯(プロフ) - 青さん» アンハッピーセット、笑 突然の告白ありがとうございます！！ (2021年7月30日 13時) (
レス) id: d03fcb85aa (このIDを非表示/違反報告)
青 - アンハッピーセット一つください！お兄ちゃんに投げつける！！（ヤメロ）好きです（告白）最高かよ。 (2021年7月30日 12時) (レス) id: 157c6e138f (このIDを非表示/違反報告)
柯(プロフ) - 凛堂さん» あばばばありがとうございます！！！そう言ってもらえるとめちゃくちゃ嬉しいです！！ (2021年7月26日 16時) (レス) id: d03fcb85aa (このIDを非表示/違反報告)
凛堂 - めっちゃ面白いですね！！ (2021年7月26日 14時) (レス) id: 1c8e857f37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柯 | 作成日時：2021年7月8日 15時
