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頭に包帯を巻かれていく私を心配そうに覗き込む蘭と園子。元々何かと怪我をしている私だから今回のこともあまり気にしていないけれど、こうやって二人に心配されるのがなんだかこそばゆくて、でも少しだけ嬉しく感じてしまう。
「蘭、ごめんね」
「…え？」
「コナンのこと、無傷で帰してあげられなかった。すぐそばにいたのに、あんなに傷だらけにしちゃって…ほんとごめん。」
本心だった。
いくら自分が撃たれていたといっても、彼のことを無傷で助けるのはできたはずだ。それが出来ずにこういう結果を招いてしまった自分が情けなくて、蘭に顔向けできないなとさえ思う。
「確かにコナンくんも傷だらけだけど…それはAも一緒でしょ？それに…今こうして２人とも元気にここにいるから、それで良いの。」
「そーよそーよ！そもそもAもこんなにボロボロなんだから！２人とも生きてるだけ十分なのよ！！」
「…ありがとう、」
私の謝罪をしっかりと聴いて言葉を紡いだ蘭と園子。私はこの２人には一生敵わないなと感じた。
するとその時、隣に座るコナンが口を開く。
「A姉ちゃん、犯人に蹴られて凄く痛いはずなのに…ずっと僕のこと守ろうとしてくれてたんだよ！」
「蹴られた…？」
「ちょっ、おま、馬鹿ッ」
コナンの爆弾発言に焦りながらも誤魔化そうとする私。しかしながらあまりにもあたふたしすぎて蘭と園子の視線が突き刺さる。
「一体どこを蹴られたの！白状なさい！！」
「ウッ、えっと…」
「お腹だよ！お腹を２回も蹴られたんだ！」
どうにかして嘘をつこうと思案するも、それはコナンによって阻まれてしまう。そんなコナンの言葉を聞いた皆が私のほうを見た。
「ごめんね。お腹、見せてくれるかな」
「…はい」
警察に促された私が遂に観念してＴシャツの裾を胸元までたくし上げると、その場にいた人たちが息を飲んだ。
「A、あんた…それ…」
「ひっでぇなこりゃ…」
震えた声を出す園子に、複雑な表情をする小五郎おじさん。子供たちまでこちらを見ているのだから今はただひたすらに恥ずかしい。
「とりあえず今のところは湿布を貼ってもらって、飛行船が着陸したら病院に行きましょう。」
「エッ、アッ、そんな大袈裟な…」
「A、病院行こう？」
「…ッ」
病院という単語を聞いて嫌そうな顔をした私に、蘭が諭すように声をかける。真っ直ぐこちらを見つめる彼女に根負けした私は大人しく言う事を聞くことにした。
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柯(プロフ) - 青さん» アンハッピーセット、笑 突然の告白ありがとうございます！！ (2021年7月30日 13時) (
レス) id: d03fcb85aa (このIDを非表示/違反報告)
青 - アンハッピーセット一つください！お兄ちゃんに投げつける！！（ヤメロ）好きです（告白）最高かよ。 (2021年7月30日 12時) (レス) id: 157c6e138f (このIDを非表示/違反報告)
柯(プロフ) - 凛堂さん» あばばばありがとうございます！！！そう言ってもらえるとめちゃくちゃ嬉しいです！！ (2021年7月26日 16時) (レス) id: d03fcb85aa (このIDを非表示/違反報告)
凛堂 - めっちゃ面白いですね！！ (2021年7月26日 14時) (レス) id: 1c8e857f37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柯 | 作成日時：2021年7月8日 15時
