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子供たちに説明もせず進もうとするコナン。しかし彼はすぐに足を止めた。
「隠れろ！」
指示に従って私たちは一斉にしゃがみこむ。
「ここでじっとしてろ、」
「「うん」」
１人素早く駆けて行く彼を見ながら、３人と一緒に待とうとしたのだが。
「あちょ、まっ」
３人は顔を見合わせてコナンのほうへと行ってしまった。それはもう見逃しちゃうくらい早い動きだった。これは完全に私が怒られるやつだ。名探偵ごめん。
「誰ですか？あの人、」
「うおっ」
「キッドの仲間なのか？」
「ったく…」
光彦と元太の問いかけに驚きつつ私に目を向けたコナンは、明らかに私のことを睨んでいた。なんとなく、『オメーはこいつらを制止することもできねーのか、』という怒りの意思を感じる。
「違うよ。多分、キッドの仲間じゃねぇ…やつは恐らく、赤いシャム猫の…」
そこまで言った途端突然顔を上げて走り出したコナン。何事かと思ったけれど、さすがにこのまま子供たちが名探偵を追いかけたりしたら今度こそ怒鳴られるので、とりあえず私は彼らが動かないように物理的に制止する。
少しすると聞こえてきたのはヘリコプターの音。明らかにこの船に近付いてきている。
その後上から入ってきたのは黒づくめの怪しげな奴らで。明らかに危ない奴らの集まりだ。というかこれは本格的にやばい流れになってきたぞ？
「奥へ行け！」
その一言ですぐさま走り出し、「ガスシャフトの横の梯子を登るんだ！」というコナンの指示に従ってどんどんと上へ登っていく。
無事全員がバレることなく登り切り、私たちは上から奴らのことを盗み見ると、幸運なことに奴らはこちらに微塵も気付いちゃいない。と言っても奴らまでだいぶ距離があるから向こうも気づきようがないのだろう。
じっと見ていると１人が覆面を脱ぎ、いかつい髭面を顕にさせた。鼻の傷跡が痛々しい。
すると男はどこかに電話をかけ始めた。一体誰にかけているのかはわからないが、男はすぐに電話を終えて再び覆面を装着する。そして周りの奴らとともにその場を走り去っていった。
ここにきて私はやっと確信した。
これは間違いなくハイジャックだ。あんなにもしっかりと武装した状態で現れてコソコソと動いているということは、それ以外の何者でもないだろう。
子供たちと一緒にその場に座り込む。ただならぬ状況を理解したのか、皆とても不安そうな表情だ。
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柯(プロフ) - 青さん» アンハッピーセット、笑 突然の告白ありがとうございます！！ (2021年7月30日 13時) (
レス) id: d03fcb85aa (このIDを非表示/違反報告)
青 - アンハッピーセット一つください！お兄ちゃんに投げつける！！（ヤメロ）好きです（告白）最高かよ。 (2021年7月30日 12時) (レス) id: 157c6e138f (このIDを非表示/違反報告)
柯(プロフ) - 凛堂さん» あばばばありがとうございます！！！そう言ってもらえるとめちゃくちゃ嬉しいです！！ (2021年7月26日 16時) (レス) id: d03fcb85aa (このIDを非表示/違反報告)
凛堂 - めっちゃ面白いですね！！ (2021年7月26日 14時) (レス) id: 1c8e857f37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柯 | 作成日時：2021年7月8日 15時
